Life goes on

現代病。


ある栄養士によると、
アイスランドでは子ども達の肥満は落ち着きが見られ、
中年の体重の増加は驚異的なほどに成長を続けている、ということです。
食品ラベルはこうした傾向を食い止めることが出来る、彼はこう考えています。
アイスランド人の体格はここ数年の間に大幅な成長を見せ、
西洋諸国ではアメリカに次ぐ、そしてヨーロッパでは最大の肥満国になっています。


こうした肥満の拡大の原因としては、
1日当たりのカロリー摂取量が10年前との比較で200〜300増加したことが挙げられます。
「例えば、
あの小さなチョコレートバーである『Prince Polo』は40gで200カロリーです。
ソーダは1瓶227カロリー。
カロリーを摂取することはとても容易なことであり、
結果的に200〜300カロリー過剰になってしまいます」。
食事の量を制限することはこれらに効果的であるとしています。
「長期間カロリーの摂取量と食事量を減らすことが出来れば、
身体の代謝に永久的な効果を与えます」。
EUでは食品のラベルにより詳細な情報を記載するような新規約計画が進行中です。
食事量に対する運動量が少なすぎる人達の助けになる、
と彼はこの計画に賛同しています。


彼の調査によると、
子どもの肥満の割合は減少傾向にあるものの成人は拡大している、ということです。
「考えられる理由のひとつには、
学校給食によって子ども達の健康な食事に対する意識が向上したことがあります」。
「しかし、中年アイスランド人の肥満は拡大を続けています。
特に男性の肥満の割合は女性を大きく上回るもので心配です」。


肥えていく。
Life goes on / LOVE PSYCHEDELICO 2002年