There's A Change

コペンハーゲンさ行くだ。


デンマークの統計上、デンマーク人の4人に1人は5大都市
(コペンハーゲン,Aalborg,Aarhus,Odense,Esbjerg)で暮らしています。
ただ、保育の充実や高雇用に長寿命、低犯罪・低税率・低価格住宅を求めるのなら、
AllerødやSkanderborgそしてHedenstedといった場所に移る必要があります。
これはシンクタンクであるArbejderbevægelsens Erhvervsråd(AE)とUgebrevet A4
が労働・経済・文化等の30項目でデンマークの各都市を評価して示された結論です。
全98市町村の中で5大都市の総合評価はいずれも下位に沈んでいて、
Odenseは88位、首都のコペンハーゲンは95位という結果でした。


こうした結果が出ているにもかかわらず、
どうして人々は特定の都市へと移り住むのでしょうか?
金曜日の午後にコペンハーゲンのVesterbro地区で開かれた
低音のリズムが響き渡る自転車マーケットで尋ねてみました。
「僕はGentofteから来ているんだけど、あそこには若者はあまりいないね。
でもここでは夜10時を過ぎてもバーやショッピングに行くことが出来る」
と24歳の男性は言います。


人々はいくつか特定の基準に価値を求めている。
若い世代ではそれが顕著である、とAalborg大学の研究者は言います。
「学生やキャリアを築きたい人は、自治体がどれだけ文化事業や高齢者介護に予算を投じるか、
あるいは住宅価格が高いことには関心がありません。
これは特に子どもが居る中産階級によく見られます。
大都市には魅力的な仕事と教育の場がたくさんある、それが彼らが住む理由です」。
評価基準が異なれば結果も異なります。
例えばこの調査における【文化とレジャー】部門では、
Albertslund,Herlev,Ishøjが上位3都市に選ばれています。
ただこれは市町村の支出に基づいた評価であり、
最高評価に値するとは限らないと彼は指摘します。
「文化的な生活を望むのであれば、コペンハーゲンやAarhus周辺に場所を求めるはずです」。


コペンハーゲンさ嫌だ。

There's A Change / COCO MOON 2010年