言語観

スウェーデンでは今年の6月Victoria王女の結婚式が行われる予定で、

祝賀の雰囲気が広がりを見せています。

この式に合わせて2週間に渡り様々な催しが予定されていますが、

その広報活動の一環としてストックホルム市が発表したスローガンには、

一部で非難の声が出ているようです。


“Love Stockholm 2010”


スウェーデン王太子がその国の人と結婚するという行事に英語が使用されるということは、

去年の7月に開始された言語法(スウェーデン語法?)に反するのではということです。



この言語法とはスウェーデン語を公用語と定め、

各都市や公共団体に対して積極的にスウェーデン語を使うよう定められているものです。

高がスローガンとも思えるその一方で、

スウェーデンでは日常生活の中に深く他言語(多くは英語)が浸透している現状があります。


この話題と公用語が最近になって決定されたことから、

スウェーデン(語)の国際化あるいは植民地化、

文化的側面からみるとそういった問題が見え隠れします。


ちなみにkärlek=愛=loveだそうです。