夏のお嬢さん

氷の世界は続いているようです。
またしても寒さと雪に見舞われたスウェーデンの鉄道網は完全に麻痺したようで、
電車は3本に1本が運休に追い込まれ10万人以上に影響が出たようです。


雪と寒さの影響は特にスウェーデン南部で出ているようで、
鉄道とメトロの両方が線路の凍結によって通常通り運行できない状態。
国鉄Swedish Railways(SJ)職員は対応に追われていて、
臨時バスを運行するなどしていますが情報が不十分だとして非難されています。
(ある旅行者は12時間、ストックホルム中央駅で待たされたと語っています)
このような事態招いた理由を野党議員やSJの代表者は、
以前から指摘されていた鉄道整備への投資不足が原因だとして、
SASの再建を優先する現政権を批判しています。


また大雪による建物の損壊で死者が出ていることもあり、
学校やデイケアセンター、ショッピングモールなどはそれぞれ休校・休業となっています。
今年の冬は南西部のBoråsでは観測史上最高の積雪量を記録しているようですが、
反対に北部では例年より雪が少ないとのことです。


カオスとも語られているように、林檎売りも真っ青な状態です。
___________________________________________________________
フィンランドも同様に冬との戦いです。
昨年の年末から雪が線路を覆っている日々が続いていて、
VR-Yhtymä Oy(VR)の職員は連日雪との格闘をしています。


職員達は
「時刻表通りの運行を試みても、まったくできていない」
「最善を尽くしているのかと言われるが、
毎日12時間から16時間以上雪の除去作業をしている。」
「利益を上げる唯一の手段である列車の運行」が出来ていない現状から、
「私たちの評判も危機に瀕している」と述べています。


フィンランド南部の吹雪によって運行中断が余儀なくされ
それが国全体へ波及してダイヤに最大で6時間の遅れが出たそうです。
何人かはヘルシンキ中央駅で夜を明かしたとのこと。


さも当然のように存在する交通網はこういう時にその有り難さがわかるのですが、
当事者はそんなことは言ってられないのが本音でしょう。
____________________________________________________
最後はアイスランドから変わった話題を。


アイスランド大学では催しが開かれ、
社会学部の学生が昨年の5000個を上回るワッフル作りをするようです。
Mosfellsbaerでは住民による抱擁ギネス世界記録を目指した挑戦が行われました。
Mosfellsbaer Love Weekの一環で行われたもので、
残念ながらギネス新記録とはなりませんでしたが、
370組が参加してアイスランド記録を更新したようです。


ワッフルを数年間食べた記憶がないと気づいた今日でした。