That Old Feeling

まず本の話題を。
スウェーデン出身のCamilla Läckberg、
彼女が書く犯罪小説は欧州を中心に人気があります。
昨年9月に出版された彼女にとって7冊目の本『Fyrvaktaren』は、
スウェーデン国内では24万部のベストセラーになっています。
この最新作は現在欧州全体でも6番目の売り上げをほこり、全31ヶ国で発行されています。


まだ若い彼女ですがかなり期待されているようです。
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次は音楽の話題を。
コペンハーゲンのJazzhus Montmartreが今年5月に営業を再開するようです。
かつて営業してた1961年から1976年の間には、
Dexter GordonBud Powell、Oscar Pettiford、Stan GetzChet Baker等、
蒼々たる顔ぶれがここで演奏を披露していました。


デンマークはもちろん世界的に知られている名門Jazzハウスの復活は、
JazzピアニストのNils Lan Dokyが計画したものです。
彼はコペンハーゲンで行われた記者会見で計画を発表。
デンマークと世界のJazzシーンを引っ張っていくような場所にしたいと語り、
Montmartreは非営利の営業をするということです。


地元の反応も良好なようです。世界のJazzシーンに再び影響を与える日も近いはず。
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次は映画の話題を。
ベルリン国際映画祭では最優秀短編映画賞(金熊賞)を、
スウェーデン出身のRuben Östlund監督作品『Händelse Vid Bank』が受賞しました。


これはVasagatanで実際に起こった銀行強盗事件を題材に制作されたもので、
単一のカメラで撮影された作品は、今という時代を上手く描いたことが評価されたようです。
これまでも短編作品が国際的に評価されてきた彼ですが、
来年には長編作品『PLAY』の公開が予定されています。


この受賞が彼の映画製作に幅を持たせることは確実です。
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おまけですがデンマークでは『Far til fire på japansk』が公開されています。
日本人が描かれている映画ですが新聞の批評では2つ星止まりのため、
こちらでの公開は厳しいようなので予告編だけでも楽しみましょう。