Redemption Song

どの国に移住するにもそれなりの覚悟が必要です。


スウェーデン地方自治体で開かれている移民のためのスウェーデン語クラスは、
今年の12月以降の移民には社会科を60時間教えるということです。
主に価値観と福祉国家、日常生活について焦点を当てたもので、
修了した人には証明書が発行されるようです。


このクラスには専門的な知識が必要だとして、
大学に開設するように準備が進められ、
この授業は移民の出身地の言語である母国語で行われるべきだとしてます。


社会からその国を学ぶということでしょうか。
_______________________________________________________
デンマークに永住するには厳しい現実があるようです。


政府はこれまでの永住許可認定制度を改めると発表しました。
これまではデンマークに7年以上居住していることを条件としていましたが、
これによって4年以上からに変更となりました。


他にも、デンマーク社会への同化を宣言している。
デンマーク語2級あるいは同等の試験に合格している。
10万DKK(164万円)以上の公的債務がないこと。
など8項目の条件が設けられています。


更に永住権の申請をするためには合計で100ポイントを稼がないといけません。
常勤していることやデンマーク語を話せることでポイントが計算され、
地域活動やボランティアに積極的に取り組んでいるか、
市民権テストに合格していることによってボーナスが得られます。


このポイント制度についてはノルウェーでは批判する意見が多く、
非人道的、移民は不幸、差別、という声が挙がっています。
その一方でFremskrittspartiet(進歩党)の関係者は、
「興味深い提案で、ノルウェー社会に導入する事への参考になる」と述べています。


果たしてこれは移民を歓迎しているのか?
あるいは拒絶しているものなのか?
確実に言えることは、
2001年前後でデンマークの移民政策が急激に変化していること、
他の北欧諸国に比べて厳しい政策をとっていることです。