Prologue

とりあえず今年はどうにかなりそうです。


自転車ロードレースチームSAXO BANK(DEN)は、
スポンサーリストに新たにLuxair(ルクスエア)が加わると発表しました。
2年前から既に遠征に行く際の貨物の運搬で関係を持っていましたが、
今回改めて、今季の日程終了までのスポンサー契約をしたようです。


SAXO BANKにはLaurent Didier、FränkとAndyのSchleck兄弟、
3人のルクセンブルグ人が在籍していてSchleck兄弟は中心選手でもあります。
豊かな才能を持った彼らを支えるのは当然の選択である、
とLuxairの最高責任者は語っています。


北欧唯一のUCIプロツアーチームであるSAXO BANKは、
以前から今年のツールドフランス前後でチーム資金が不足するとの憶測が飛び交っていて、
GMのBjarne Riisは資金集めに躍起になっていました。
その危機は今回の件で回避出来そうですが、
来期以降は体制や支援状況など依然として不明なままです。


そんなチーム状態のなか昨日行われたRonde van Vlaanderenでは、
もうひとりの中心選手であるFabian Cancellara(SUI)が優勝しました。
序盤からチームで積極的にレースを支配し残り44kmでCancellaraが勝負、
最後の15kmは圧倒的な独走を見せての勝利となりました。


このレース中の残り60km地点でCancellaraが機械トラブルにあった直後、
Matti Breschel(DEN)もブレーキの故障にあいました。
スタッフはエースであるCancellaraへの対処を優先したために彼への対応が遅れ、
乗り換える為に渡した自転車もStuart O'Grady(AUS)のものでした。


結局Breschelは15位という順位に終わり、レース後にこれらに対する不満を口にしました。
Gent-Wevelgemでは優位にレースを進めながら終盤パンクに見舞われるなど、
最近は好調ながら運に見放されている感もあるだけに、
これらのイライラが爆発したものだと考えられています。


この勝利がスポンサーに届くことを祈ります。
にしてもRonde van Vlaanderen、観衆の多さに驚かされました。
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ワールドカップ出場を逃したスウェーデンから大会出場者が。


スウェーデン人のSven Göran Erikssonが、
南アフリカ大会に出場するコートジボワール代表の監督に就任しました。
同代表はブラジル・ポルトガル北朝鮮と同組となっています。


「非常に幸せなことだし、とても興奮している。
この国は多くの優秀な選手が居るサッカー大国だと思う。」
死のグループと呼ばれているけれど、困難な挑戦ではない。
簡単ではないけれど、優秀な選手達によって突破できると思っている。
それが第一の目標であり、それに向けて全力を尽くすつもりだ」と語りました。


2002年日韓大会と2006年ドイツ大会でイングランド代表監督を務めた彼は、
その後Manchester Cityとメキシコ代表監督に就任していますが、
どちらも成績不振によって解任されています。


なお同じくスウェーデン人で前同国代表監督であったLars Lagerbäckも、
今年の2月にナイジェリア監督に就任しており南アフリカ大会への参加が確実です。
こちらはアルゼンチン・韓国・ギリシャと同組となっています。


デンマークのMorten Olsen監督も含め、本大会での彼らの采配に注目です。