世界の国からこんにちは

上海万博は巨大な中国市場へのアピールの場です。


「中國2010年上海世界博覽會:Expo 2010 Shanghai China」
今月からお隣中国の上海で国際博覧会が開催されています。
北欧各国は愛知万博の際には北欧共同館としての参加でしたが、
今回の上海万博には各国独自のパビリオンで参加しています。
そこで今日は北欧各国どのようにこの万博に参加しているのか紹介します。



アイスランドのパビリオンは、
開幕前のリハーサルを兼ねた解放期間の4日間で既に2万人を超える人が訪れています。
開幕日にはアイスランドの在中大使やデザイナーなどが歓迎セレモニーに出席しました。
アイスランドのパビリオンには60以上企業や団体が協力していて、
観光、最先端の地熱技術、革新技術そして中国との友好関係を発信しています。


デンマークは以前もお伝えしたように、
国のシンボルともいえる人魚姫像をパビリオン内に展示しています。
この像が国外へ持ち出されることは今回が初めてで、
そこからも今回に掛ける思いが十分に伝わってきます。
パビリオンでは屋根上をピクニック出来たり、
遊び場で自転車に乗れたり出来るなどいろいろな体験を味わうことができます。


ノルウェーバンクーバー五輪に続いて衣装が注目されそうで、
中国の国旗と同じ真っ赤な服は上海でも人気を呼びそうです。
水にまつわる環境技術を含む自然との共生を唱えるパビリオンには、
開催期間中に皇族からHaakon王太子が訪問することになっています。


フィンランドはパビリオン建設時に、
現地の建設会社とのコミュニケーションが上手く取れなかったため、
設計の見直しや修理などの作業に追われることになりました。
そういった不測の事態にも負けず、
環境、教育、福祉といったもののアピールに力を入れています。


スウェーデンはブランド力を駆使して技術革新の精神を伝えようとしています。
「今回の上海万博のテーマであるBetter City, Better Lifeに基づいて、
賢く持続可能な革新的な都市としての提案をするつもりです」と関係者は言います。


スウェーデンは今回の万博に対して過去最大の費用を投じていて、
19億円の半分を国が、もう半分を私企業が投資しています。
国としては友好関係を築くことや両国の貿易を促進することを狙い、
企業としてはその巨大な市場を意識したブランド力の強化を目指しています。



愛知万博全体の感想としては退屈ではないけれど、
そこまで面白くもなかったなあといものです。
そして何よりとても疲れるというのが思い出となっています。
上海万博はどうなんでしょうか?
機会がある方は北欧各国のパビリオンに行かれてみては如何でしょうか?