Singing in the rain

スウェーデンでは今月19日Victoria王太子の結婚式が行われます。
国内では有名な実業家Daniel Westlingとの挙式はストックホルム大聖堂で執り行われますが、
連日取り上げられているこの話題をお伝えします。


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コロンビア政府は花の栽培と輸出業者と連携を取り合い、
バラやカーネーション等4万本の花を今回の結婚式に寄贈したようです。
「この件で両国の距離を縮めるとともに、この国の花の美しさを知らせたい」
とthe state-run Export Promotion Fundの関係者は言います。
現在コロンビアは世界第2位の花の輸出量を誇っています。

  • 当日の天気は雨? sverigesradio.se

The Swedish meteorological institute(SMHI,気象研究所)の調査によると、
結婚式が行われる6月19日は雨が多く最後に晴れたのは20年前だったようです。
豪雨といえるほどの悪い日は少ないものの、にわか雨の日が多いようです。
8日前の段階ではSMHIは25℃の晴天と予報していますが、
ノルウェーの天気予報サイトYRは12℃の雨としています。

名誉あるこの席で腕を振るうのはOpera KällarenのシェフStefano Catenacciです。
高級レストランとして知られるOperaは過去40年間公式晩餐会等の席で調理を任されていて、
1976年の国王夫妻の結婚式でも前任のシェフが夕食を担当していました。
イタリア人で熱狂的なフットボールファンである彼は当日の料理について
「この国の材料を使います。
世界中から集まるゲストに対してスウェーデンを披露するのが重要だから」と答えました。

この結婚式が外国へニュースとして発信されることによって、
企業や観光客が持つスウェーデンへの関心がより高まることが期待されています。
この式典には1000人を超える報道関係者が訪れる予定で、
Silvia王妃の出身地であるドイツが一番多い141人を送り込んでいます。
日本からも19人が訪れる予定ですがこれにはやや驚きがあるようです。

Republikanska föreningenが君主制に対する調査をしたところ、
1000人中58%の人が君主制を支持したようです。
反対に君主制を廃止するべきと答えた人は28%で、
10年前Carl国王64歳の誕生日に行われた調査結果12%から増加しています。
「王の娘の結婚式に税金が使われていることや、
彼らがいろいろなところでVIP待遇されていることなどに人々はうんざりしている」
と調査した関係者は述べています。


残念?な話題としてはこの結婚式は注目度は高いものの、
国内向けのバスツアーの中止やホテルも例年並みの利用者数に止まるなど、
訪問者・観光客による経済効果は当初の予想を下回っているようです。


結婚式当日は地下鉄(メトロ)が無料で利用できるようです。
この日に現地に行かれる方は利用してみては?