SLOVENIAN MORNING

情報社会・デジタル社会は紙の削減に必ずしも直結していません。


デンマークの新聞は1社当たり1年で55kgの広告を印刷していますが、
すべて合計すると国内の紙消費量の8%に該当します。
その広告は消費者のまったく関心のないものまで含まれていますが、
これからはそういった広告の配布がなくなるかもしれません。


消費者の同意のない広告を積極的に配布することを禁止、
というキャンペーンを実施しようと環境コンサルトが考えているようです。
「従来の広告とは全く異なるものです。
私たちに届けられた広告を元に、消費者が選択したものだけを彼らに配布する方法です」
と彼は言います。


この方法によってCO2排出量、廃棄物、染料、
化学物質のための環境の負担が大きい紙の消費量を大幅に減らせるとしています。
「消費者選択制によって広告の数は大幅に減少することを確信しています。
それでもまだネット上で広告を見ることが出来るのだから」
と環境ビジネスの専門家である教授は言います。


環境と健康センターの関係者は、新聞1kgあたり1.1kgのCO2を排出していると述べ
「紙を生産する課程で使用する農薬や化学物質が環境への負担となっています。
そして広告は不特定多数に配布され不要なものまで印刷されています」と言います。
現在デンマークの17%の家庭で広告お断りのサインが出されています。


広告自体は悪ではありませんけどね。
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あなたの知らないところで


コペンハーゲン大学の果樹園がカブトムシの攻撃によって荒らされているようです。
この果樹園は1956年に140樹種が植えられたところから始まっていますが、
2年前には17%の樹でカブトムシ被害を受けていることが判明しています。
梨木の70%に虫が寄生しているともしています。


樹皮の下に幼虫を産むカブトムシを初期段階で発見することは難しいとされ、
多くの樹を伐採することで対処するとしています。
大学は農務省と連携するなど国全体への影響に関心を示していて、
カブトムシの生態調査や果物への影響を調査するとしています。


生態系の乱れですか