結婚しようよ

ブルカを巡る議論は続きます。 avisen.dk


DR(デンマーク放送協会)がブルカに関する調査をしたところ、
多くの人が公共の場での着用禁止を望んでいることがわかりました。
デンマークでは国会で着用禁止の議論がこれまで数回行われていますが、
最終的には見送られていています。


調査では年齢、そして地域別に傾向が見られました。
Nordjylland地方に住む69%の人がブルカ着用に否定的でしたが、
首都圏であるHovedstadenでは45%に止まっています。
年齢別では55歳以上の65%が禁止を求めているのに対して、
35歳以下では3分の1以下となっています。


ベルギーでは導入されたことがどう影響するでしょうか。
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外国籍の人と結婚するということはつまり・・


トルコ出身のその男性は旅行代理店で働いていたときにフィンランド人の奥さんと出会い、
その後フィンランドに移ってから子どももふたり誕生しています。
彼は今ではとても流暢にフィンランド語を話します。
「ここで何年過ごすかは解りませんでしたが、最初から言葉は学ぶつもりでした」


「私は英語でホテルのケータリング業の資格も取りましたし、
それ以前には物流の責任者もこなしていました」と彼は言います。
しかし彼にはホテルのフロント担当等の様々な役割を与えられました。
彼は多くの移民がフィンランドでこうした状況に苛立っているといいます。
その後彼は自営業の道を選択しています。
「ピザやケバブ店の従業員に尋ねてみてください。
彼らはきっと歴史の教師であったり何らかの有資格者だったりするでしょう」


毎年3000人近くのフィンランド人が外国籍の人と結婚していて、
近年ではフィンランドで生活を送る人の割合が増加しています。
特に首都ヘルシンキでは結婚する4組に1組はこうした状況にあり、
独身の特に女性が多いこの町では驚くべき事ではないかもしれません。
1960〜70年代にかけて女性が外国籍の人と結婚した場合には、
夫がフィンランドを離れるか、あるいは第三国で暮らすケースが多く見られました。
ただ低い給与や高い失業率は生活を安定させるには厳しく、
最近ではフィンランドを選択する人が増えています。
反対に男性の場合には昔からこの国を選択しています。
エストニア・ロシア・タイ人と結婚するケースが多く、
近年では貿易関係で中国と日本人との結婚も増えています。


近い将来フィンランドでは高い社会サービス、特に介護の分野でそれを維持するためには、
外国からも人材を受け入れる必要があるとされています。
外国で技術を習得した人に国内と同様の権利が与えられた場合、
すぐにでも1万5000人の雇用が確保されるだろうとの予測もあります。
そこで政府はこの秋にも移民に対する言語プログラムの強化を計画しています。


日本との貿易ではフィンランドからみて輸出品は木材、輸入品は乗用車が多いようです。