Liricistas

純粋な競技などはなから存在しない。


ドーピング。それは好成績を残すために主に薬物の力を利用すること。
デンマーク出身で自転車ロードレースの世界で活躍したBjarne RiisとMichael Rasmussenは、
ドーピングしたことでも知られています(Rasmussenは陽性判定は出ていない)。
ただこの分野のおいてはKnud Enemark Jensenが一番有名かもしれません。


1960年ローマオリンピックのロードレースに出場した彼は、
レース中に意識を失い転倒、頭部を骨折してまもなく病院で死亡が確認されました。
この事件当初はレース当日気温が42度という猛暑ということもあり熱中症が疑われましたが、
後にデンマークチームのトレーナーがアンフェタミンを投与したことを認めたことで
国際的にドーピングに関する議論が高まるきっかけとなりました。


デンマーク出身のロードレース選手のうち、
Bo Hamburger, Bjarne Riis, Brian Holm, Jesper Skibby, Claus Michael Møller,
Brian Dalgaard Jensen, Michael Kyneb, Lars Brian Nielsen, Jesper Worre,
Kim Andersen, Michael Skelde, Per Pedersen, Søren Lilholt, Lennie Kristensen,
Vagn Scharlingは薬物検査で陽性、あるいは現役中の禁止薬物の使用を告白しています。
そしてRasmussenのように陽性判定は出ていないものの使用が疑われる人物は
Rolf Sørensen, Jacob Piil, Peter Meinert, Lars Michaelsen, Nicolai Bo Larsen,
Jan Erik Østergaard, Rud Jacobssonが挙げられています。


科学技術の発展、スポーツの大衆化及びプロ化、経済発展、
いろいろな要素が選手をドーピングへと走らせるのでしょう。
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今年も勝てずに終わりました。


テニスの4大大会のひとつであるU.S.Open Championships(全米オープン)は、
昨日で全日程を終了しました。
北欧勢の成績をお伝えします。

  • 男子
世界ランキング:名前(国籍) 成績
58位:Jarkko Nieminen(FIN) 初戦敗退
5位:Robin Söderling(SWE) 準々決勝敗退
  • 女子
世界ランキング:名前(国籍) 成績
69位:Johanna Larsson(SWE) 初戦敗退
55位:Sofia Arvidsson(SWE) 2回戦敗退
2位:Caroline Wozniacki(DEN) 準決勝敗退


Söderlingは順調に勝ち進み同2位のRoger Federer(CHE)と対戦します。
この日は強風がコートに吹き込んでいてトスアップもままならない状態で、
サーブを武器とするSöderlingはペースを掴めずに集中力を失います。
そうした状態で勝てる相手ではなく6-4, 6-4, 7-5で敗れています。


Wozniackiは2週連続ツアー優勝の勢いと第1シードの名誉を力に勝ち上がり、
準決勝で同7位のVera Zvonareva(RUS)と対戦します。
いつもは高い防衛能力で相手のミスを誘う彼女でしたが、
この日は自滅を重ねて6-4, 6-3で敗退しました。


Wozniackiはキレがあったように見えましたがどうしたのでしょう。