God Is A DJ

悩ましい。


Børnerådetがデンマークの子ども1300人を対象に調査を行いました。
そこではデンマークの4年生の3分の1は最新の携帯電話、
あるいはブランド物のファッションアイテムを所有していることがわかりました。
そして子どもの7人に1人はブランド物を着用・所有していない、
という理由でのけ者にされた経験があると答えています。
のけ者にされた経験を持つ子どもの大半は、家の経済力に乏しい人でした。


「裕福な家庭に生まれた子どもは、
そうでない子どもが仲間からのけ者にされていること、そしてそれに耐えていることを知りません」
と同会長は言います。
彼女は、親が必要以上に高価な服を子どもに与えていると考えています。
「自分の子どもがクラスの階層で最も低い地位に居たとしたら、子どもにその烙印が押されます。
だから親は少しでも高価な物を与えているのです」


児童心理学者は、子どもが望む物をすべて与えても何の解決にもならないと指摘します。
「{立ってなさい}{別の物を持っているでしょ}{愛してる}。
こうした方法で子に判らせる(子に認めさせる)必要があります」
「みんながケーキを食べているわけではないことを子どもは学ぶ必要があります。
彼らが大人になったときに苦労することになります」


私は集団心理が嫌いです。
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手を降ろせ。


コペンハーゲン大学デンマーク法務省などが共同で、
16〜74歳のデンマーク人58000人に対して暴力に関する調査を行いました。
その報告書によると、
昨年暴力を受けた人の割合は100人に1人で、過去40年で最小を記録したということです。
その一方で、暴力の凶暴化や集団での暴力行為、
武器を使用したものは増加していることも判っています。


「犯罪被害に遭う人の割合が顕著に減少しています。
特に盗難・破壊行為・暴力でそれがよく表れています」
と報告者の制作に関わった同大学の犯罪学者は言います。
彼は暴力犯罪が減少した理由として、市民が暴力と接する機会自体が減ったことを挙げています。
その反対に、警察に届けられた事件の数は実際に起きた件数の半分にも満たないとも指摘します。
「報復を恐れる、あるいは警察を信頼していないという理由で届けが出されない。
あるいはもっと些細な理由があるかもしれません」


この調査では、警察の路上での過度な取り締まり(暴力)への関心の高さも明らかになっています。
「我々は近年、残忍な行為を何度も経験しています。
暴力を受けることで我々も武器を使用したり、多少乱暴な行為に出る結果になっています」
と警察の幹部は言います。


警察が幅を利かせている。
God Is A DJ / P!nk 2004年