アウトサイダー

川で1回だけ見たことがあります。 


デンマーク人の大半は公共のビーチで裸になることに反対なようです。
YouGovが実施した海水浴に関する調査では、
公共のビーチにおいて裸で海水浴することを容認するデンマーク人はわずか22%で、
反対する人の割合は58%に上ることが判明しました。
特に若者の間でこの傾向は強く確認できます。
18〜29歳の68%の人は男性が海岸に裸でいることは容認できないと答え、
女性の場合でも60%の人が反対でした。


海岸での裸は特定のビーチで認められるべきだ、という活動をFacebook上で行っている人物は、
国内で衣服なしに海岸に行くことは難しいと実感しています。
「人の身体が特別醜く恐ろしいものだとは思えません。
ただ公共の場で裸になった場合、特に子どもに不快な思いをさせる可能性はあります。
そうすると、それは私的な領域を越えているといえます」
だからこそ特定の場所ではそれは認められるべきだというのが彼女の主張です。
「ビーチで裸になりたいと思う人でも、反対する人が多くてそれが出来ない人がいます。
ですから特定の場所であるならそれを認める、ということがあってもいいと思います。
例えば〔裸で海水浴可能〕という看板を立てるように明確に区分けが為される必要があります」


別の団体の副会長は、裸で海水浴を楽しみたい人達は、
そうでない人達を不快にさせる意図はないことを示す必要があると考えています。
「他人の目が及ぶなかで、彼らを怒らす意図はないことを示すことは重要です。
ただ一部の人達にとってはそれは決して好ましいものではなく、
例えば200m以上離れた場所にいても苦情を述べてくる人もいるでしょう。
そうした人達には対処の仕様がありません」
彼は明確な線引きが難しいとして区分けすることには否定的ですが、
自治体が関与することには賛成です。
デンマークには非常に小さなビーチが沢山存在していて、
自治体は彼らにそのビーチを使用するよう提案するのは良い考えだと思います。
もし問題だと思う人がいるなら、彼らは移動すればいいのです」


びっくりしました。

アウトサイダー / ROSSO 2004年