ゴンドラの唄

少し前になりますがGöteborg International Film Festivalが開催され、
大賞に当たるドラゴンアワード(審査対象は北欧作品)は
Tobias Lindholm、Michael Noer監督作品の『R』が受賞しました。
その他の主要賞は以下の通りです。

  • ベルイマン国際新人賞 Esther Rots監督 『Can Go Through Skin』
  • 観客賞 Margreth Olin監督 『The Angel』

その他興味のある方はこちらでご確認ください。


ベルイマンに続く監督の誕生が待たれます。
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昨日からCopenhagen Fashion Weekが開幕しました。
今回の秋冬と春夏の年2回行われているもので、
デザイナーやバイヤーといったファッション関係者が5万人訪れるらしいです。
デンマーク出身のFreja Beha Erichsenは今回は参加しないようですが、
Rie RasmussenやNatasha Polyは登場するようです。


開幕日にはMaryデンマーク王太子妃も出席して行われた
the ECCO Walk in Style Awardsの表彰が行われました。
この賞は〈女性の鏡となる女性〉に与えられるもので、
今回は脳性麻痺に苦しむ子どもとその家族を支援する慈善団体を設立した、
ポーランド人モデルのIlona Felicjanskaが受賞しました。


このイベントは規模が小さいために岐路に立たされている感もあるようで、
イタリアやフランスの有名ブランドが北欧を新作発表の場には選ばないことや、
人口が少ない地域でどれだけの影響力(北欧のファッション事情や世界のトレンド)
を持っているのかという疑問もあるそうです。
ただ北欧のブランドには重要なイベントであることは間違いないようで、
この機会に〈北欧〉を発信していくことが大切だと考えられているようです。


デザイナーの悲劇に、
流行に執着した先に待つものは点でしかないと思う今日でした。