S・O・S

アイスランドは財政危機以降、明るい話題があまりなくまた暗い話題が。

昨年1年間でアイスランドから他国へ移住した人の数が10600人、
反対に他国からアイスランドへ移住した人の数は5800人という統計結果が出ました。
10600人という数字は過去最大の流出数だそうです。


当初の予想としては9000人程が国外移住すると見られていました。
主な内訳としては4000人近くの人が北欧の国々へと移住していて
主に25歳から29歳の人で、女性よりも男性の方が多く国外へ流出しているようです。


これから国を背負っていく世代が海外へその場所を移している。。
ギリシャの話題で持ちきりですが、まだまだ回復の気配が見えてきません。
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ある動物の話題を2つ。
デンマーク南部のJelsでその動物が目撃されたようです。

早朝に男性がJens近くを運転していたとき犬らしき動物を見たのでよく注意してみると、
ヘッドライトが照らしだしたのは狼であったと証言しています。
雪上の足跡の大きさからもそう確信したため、
the Danish Forest and Nature Agencyに連絡したようです。


担当者がその足跡を確認しましたが、
それが犬のものなのか狼のものなのかは判断できなかったようです。
デンマークでは昨年、ドイツとの国境付近で車にはねられて死んでいる狼が発見されていますが、
生存している姿が国内で目撃されたことは、1813年に射殺したのを最後にありません。


ニホンオオカミも現れるなんてことはないですよね。
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国が変われば立場も変わるようで。
スウェーデン北部Nordanstigでは人間の居住地に狼が出没する事が多いため、
人の境界内に侵入してきた狼は射殺できるよう政府と議論してきました。
そして27匹を調査や家畜の保護のために射殺して良いという判断が出たようです。
ある調査では人々は森で熊や猪に遭遇するよりも狼を恐れているとのこと。


提案していた議員は、
「狼が生息していない地域も既にあるように、
私たちの地域が狼を抱えていることで得することはない。」としています。
反対に専門家は、
スウェーデンの狼の数は他国に比べて特別多いわけでもないため、
この国の自然保護の伝統が変わるようで残念。」だとしています。


自然は所詮人間にとっての自然であって、
地球上の生命にとっての自然ではないってことでしょう。