Immigrant Song
今日は移民の話題お伝えします。
スウェーデンの人口における移民の割合は、ここ50年で4%から17%に増えているようです。
主な移民出身地別人口は以下の通りです。
順位:国名 | 移民数(人) | 地域名 | 総数(人) | |
---|---|---|---|---|
1:フィンランド | 256,975 | 北欧 | 370,152 | |
1:ポーランド | 78,522 | EU加盟国 | 309,971 | |
1:旧ユーゴスラビア | 112,065 | EU非加盟国 | 301,709 |
これは両親が外国生まれである移民を示すもので、
その他アジアからはイラク14万人、イラン7万人の合計では47万人がいます。
現在スウェーデンの総人口は930万人で、
移民の割合は17%に当たる166万人ということです。
積極的に戦争難民を受け入れてきたスウェーデンは、
ここ最近でも毎年0.1%から0.2%増加しているようです。
ただ強制送還者も増加傾向にあるようで、
2008年の9,400人から去年は10,700人がその対象となっています。
日本はたしか100万人ぐらいの日本人が海外へ出ていて、
同じくらいの移民を受け入れていたような気がしますが当たってますか?
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ヘルシンキの移民事情をお伝えします。
移民は日常生活に欠かすことの出来ない存在になっています。
ロシア出身のバスの運転手、モロッコ出身のカフェ店員。
Hämeentieには移民が開いたお店が沢山並んでいて、
アジア料理店やタイ式マッサージ店など、
そこではフィンランド語以上に外国語が使われています。
しかしこうした人はあまり多いとはいえず、
フィンランド語あるいはスウェーデン語を話すことが出来ない移民の大半は、
清掃関係の職に就いています。
船舶清掃員の実に80%は外国に起源を持っています。
2007年時点でフィンランドの移民数は21万人で、
その4人に1人はヘルシンキに住んでいます。
彼らの特に年配層では不平等な扱いをされているようで、
いわゆる3Kで低賃金の労働を余儀なくされています。
仕事探しも情報誌やネットではなく、自分たちのネットワークに限られているようです。
レストランで働いているドイツ出身の男性は、
「フィンランド人が英語で新人(移民)に話しかけるのは間違い」と言います。
彼は日常会話を難なくこなせるほどフィンランド語を理解しています。
そのうえで彼は、
フィンランド語はどういう言語なのか、どのような表現をするのかといった、
言語に関する知識を移民が学ぶことは重要だとしてます。
イラク出身の女性はホテルの厨房に勤務する間に言葉を覚え、
今年販売員の職に就き、これから経営学を学ぶ計画をしてます。
Itella(郵送会社)は1989年時点で20ヶ国に留まっていましたが、
今では800人・71ヶ国の人を雇用しています。
言葉を学び、市民権を得ている人を移民と呼べるのか?
国際化が進めば更に問われる問題でしょう。