君が僕を知ってる

ムハンマド風刺画問題はスウェーデンでも起きていたわけで・・。


アイルランドの警察は風刺画家Lars Vilksの殺害を計画したとして、
4人の男性と3人の女性の計7名を逮捕しました。
過去5ヶ月間に渡り警察が容疑者を監視していたようで、
彼の命には900万円の懸賞金が掛けられているようです。


Lars Vilksは取材に応じて、
「まったく怖いとは思っていません」
「もしもの時のために斧を準備してありますから」と述べました。
そして以前から脅迫電話があり警護レベルが上げられたことについても
「大騒ぎするようなことではない」としています。


この事件の発端は2007年8月18日、スウェーデンのNerikes Allehanda紙に
表現の自由と宗教に関する社説と共に彼の風刺画が掲載されたことにあります。
犬と表現したことでムスリムの反感を買い、
エジプトやパキスタンなどを中心に抗議活動が行われました。


2007年当時から今も変わらないのですが、
この人の件は完全な売名行為だったと思っています。
思想自体をどうこう言うつもりはありません。
ただこの風刺画をデンマークの問題が起きたあとに掲載する必要があったのか、
この点は新聞社と彼に疑問を持ってしまうのです。


その後彼は現在まで警察の監視下で生活しているですが、
案の定、メディアのインタビューとか応じてるわけです。
風刺画家・思想家?・被害者?・加害者?、売れているなと思ってしまうのです。


追記


法務大臣は容疑者の逮捕を受けて、
表現の自由を守るためには手を尽くさなければなりません」
「政府はそれに対する責任があり、メディアにもある」
表現の自由を機能させるには、
異なった考えを持つものとの対話と敬意が必要とされる」と述べています。


暗殺計画を警察が阻止した事で、
スウェーデンのいくつかの新聞がムハンマド風刺画を再掲載しました。
掲載したのは『Expressen』『Dagens Nyheter』『Sydsvenskan』紙で、
これはVilksを支持することと表現の自由を示す為だとしています。


ムスリム以外を風刺しないのは何故なのか。
君が僕を知っている / RCサクセション 1980年