Throw It In The Bag

治安に関する話題をお伝えします。万引きの話題です。


スウェーデンでは毎年720億円の万引きによる被害が出ていて、
そのうちの270億円は生鮮食品とのことです。
売店は監視カメラや警報装置などで予防対策はとっていますが、
ギャングなどによる組織的な犯行には効果はないそうです。


監視カメラにそれほど犯罪抑止力があるものなのでしょうか?
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若年層の犯罪対策としてある法案が可決されました。


スウェーデン政府は今年の9月1日から
子どもの犯罪に対する金銭上の責任を両親に負わせると発表しました。
「ほとんどの人には問題ない事で、
親が子どもの責任を取ることは当然な事です。」と法務大臣は述べました。


子どもや若年層の犯罪が増加しているようで、
犯罪全体の25%が15歳〜20歳による犯行だったとされています。
しかし最高裁判事や有名な大学はこの法律に反対していて、
虐待などの不幸な境遇の子どもがより悪い方向へ行きかねないとしています。


スウェーデンのニュースを見ていると、厳罰化しているように思えます。
個人的には残念です。
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次は自転車大国デンマークの話題です。


昨年1年間で盗難された自転車の数は8万台と前年比で10%の増加で、
そのうち警察によって発見されたものは300台でした。
自転車泥棒の被害の半数はコペンハーゲンに集中していて前年から14%増加、
Århusも16%増えていて全体でも10%増加しているようです。


損害保険会社は保証金の平均で計算した場合、
360億円という多額の補償費を払い戻していることになります。
これは盗難台数の増加だけを指しているわけでなく、
より高価な自転車が狙われる傾向にあることを示しています。


損害保険協会は、高価な自転車に乗る人に注意を呼びかけ、
イクラックかフェンスに鍵を掛け登録番号を覚えるよう呼びかけています。
その一方で協会は、自転車を外国に転売目的で窃盗する泥棒と同じくらい、
帰宅時に近くに置いてあるものに乗って帰る人がいると考えています。


保険金詐欺ともとれる行為があるとされていますが、、
警察は登録番号を覚えている人は少ないので、
実際に盗難された自転車の数はこれ以上だとしています。


不本意なかたちで自転車のシェアをされているようですね。