なんて一日

最後に手書きをしたのはいつですか?


私たちのコミュニケーションは様変わりしました。
現在では世界と繋がる手段としてキーボードを使用し、
仕事や遊びに連絡、子どもはそれを介して授業を受けたりもします。


デンマークの未来研究者は、
「数年後にはキーボードすら必要としなくなるかもしれない。
そうなると手書きの機会は今以上に少なくなる。
だから授業で長文を書く機会を設ける必要があるだろう」と言います。


ある教授は「若い学生に字を書く機会を与えると、
文字が読みにくく解読するのが難しい時がある」と語り、
ある教育者は「近い将来、若い人達が手書きを必要とするのは署名をするときぐらいで、
彼らが書けるものは自分の名前ぐらいになるだろう」と述べています。


手紙出してますか?
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Å=aa、Æ=ae、Ø=ao、この三つはデンマーク語特有文字です。


デンマーク第二の都市Århusの市長は、
国際的な交流を図るとき〈Å〉の存在が問題になるとして、
都市のスペルを〈Aarhus〉に変更できるかを模索しています。


彼は「1948年以降、世界は大きく変化した。
その時は誰もインターネットの誕生やデジタル化など、
現在の国際化社会を想像してはいなかった」と言います。


1948年に〈Å〉は二重母音〈aa〉の代用品としての法案が可決され、
1955年に正式にデンマーク語のアルファベットとなりました。
しかし現在でもAalborgやAabenraa、Grenaaでは〈aa〉が使用されているように、
日常に置いても国民は〈aa〉を好んでいるという指摘もあります。


専門家は英語を話す人が増加することでデンマーク語の規模が縮小していると話し、
「世界共通語ともいえる英語に抵抗できる術はありません。
例えばHandelshojskolenをCopenhagen Business Schoolと呼んでしまうように。
だからといってデンマーク語の使用を止めるべきではなく、
私たち自身のためにこの言語を使用すべき」とも述べています。


この専門家はデンマーク人のうち100万人が、
本人が認識しているより英語が上手く話せていないと考えています。
ただ地元Århusの商工会議所はこの改名案を支持していて、
牧師も無用な混乱を避けられるとして賛成しています。


市長は都市の名前にはそれぞれの思いがあるとして、
即時の改名を目指しているわけではないとしながら、
年末には何らかの結論が出されるだろうとしています。


改名は止めるべきだという意見が優勢なように思えますが、
大半の人は他言語を含めて特殊文字には苦労しているようです。
ちなみに〈Å〉の発音は‘ah’と‘oh’の中間です。


確かに私もこのブログに文章を挙げるときに、
必ず〈Å,Æ,Ø)が〈〓,〓,〓〉になって毎回打ち直しをしているのですが、
どうにか一回で入力は出来ないものでしょうか?
それとちゃんとネット上に表記されているのか気になっています。