Bring It On

冷えた紅茶が飲みたくなるのは何故でしょう。


テニスの4大大会のひとつであるLe Tournoi de Roland-Garros(全仏オープン)は、
昨日で全日程を終了しました。
北欧勢の成績をお伝えします。

  • 男子
世界ランキング:名前(国籍) 成績
69位:Jarkko Nieminen(FIN) 初戦敗退
7位:Robin Söderling(SWE) 準優勝
  • 女子
世界ランキング:名前(国籍) 成績
65位:Sofia Arvidsson(SWE) 初戦敗退
113位:Johanna Larsson(SWE) 2回戦敗退
3位:Caroline Wozniacki(DEN) 準々決勝敗退


Carolineは大会前に痛めた足首の影響からか精彩を欠き、
準々決勝で同18位のFrancesca Schiavone(ITA)に2-6,3-6で敗れました。
その後Francescaは初の4大大会制覇を果たしています。
各大会で準々決勝あたりまでは順当に勝ち上がるCarolineですが、
そこで競り負ける試合が多く壁に直面しているようにも思えます。


Robinは自身の得意とするクレーコート、前回準優勝している全仏だけに順当に勝ち上がり、
準々決勝で昨年の決勝の相手同1位のRoger Federer(CHE)と対戦します。
ここまで12連敗している相手を積極的に攻め続けることで優位に立ち、
3-6, 6-3, 7-5, 6-4で退けることに成功しました。


準決勝、同17位のTomas Berdych(CZE)との対戦はサーブミスが目立ち感情を露わにする場面も。
しかし足を止めずに粘りつつ冴えていたバックハンドで要所を締め、
6-3, 3-6, 5-7, 6-3, 6-3で3時間27分の熱戦を制しました。


決勝では同2位のRafael Nadal(ESP)と対戦します。
「昨年のこの大会でNadalを倒し、今大会ではRogerに勝っている。
もし今日Nadalを下すことが出来たなら彼はスターになるだろう」
と実況が述べていたように今後の男子テニス界を占う意味でも注目されたこの試合。
しかしRafaelの強固な守備の前にRobinは何も出来ずに自滅、
そしてコート全体を広く使う相手の攻撃にも対処できず、
4-6,2-6,4-6で2度目の全仏決勝でも敗れてしまいました。


2007年Wimbledon(ウィンブルドン)から対戦の度にちょっとした衝突があったふたりですが、
この決勝前後に行われた会見では互いの成長を認めあう一幕も見られました。
RogerやRafael、あるいはテニス関係者からもその実力が認められつつあるRobinだけに、
残り大会でどこまで勝ち上がれるのか注目されます。


嫌われ役もそろそろ卒業でしょうか。