Trollflöjten

架け橋です。 cphpost.dk


デンマークスウェーデンを結ぶThe Øresund(Øresundsbron)の利用車両数が、
5月3日に5000万台を超えたと発表されました。
記念すべき5000万台を運転していた人にはディナーとホテルの招待券が贈呈されました。
この橋は10年前の2000年7月1日に開通され、
最初の3年間で1000万台が利用し、現在では1日あたり2万台の移動に貢献しているとのことです。


国境だというのにあっさりと通過してしまう印象があります。
__________________________________________________________
旅先に大使館があるとなにかと安心するものです。


デンマークは外国にある大使館の警備費用の増加に歯止めが掛からないとして、
香港の総領事館を含むヨルダンとアルジェリアボスニア
およびニカラグアの大使館の閉鎖を決めました。
2008年パキスタンイスラマバードにあるデンマーク大使館が襲撃されて以降、
費用を投じて各大使館の警戒レベルを引き上げていました。


また2011年にサラエボの大使館を閉鎖することや、
ニカラグアへの開発援助の段階的廃止を受けて、
マナグアの大使館も数年内に閉鎖すると発表されています。


アンマンの大使館を閉鎖することで、
中東への外交政策や拡大を続ける貿易への影響が懸念されますが、
国はUAEアブダビに新たに大使館を設置することで対応できるとしています。


日本は上記すべてに大使館を置いていますね。
_________________________________________
魅力的な街に人は吸い寄せられるものです。


Anholt-GfKによるNation Brands Index(NBI)で、スウェーデンは前回同様10位に選出されました。
NBIでは政治、人、経済といった面から50の国を比較し、
最も魅力的な国はどこかというのを順位付けしたものです。
上位5ヶ国は以下の通りです。


順位 国名(前年順位)
1. アメリカ(7)
2. フランス(2)
3. ドイツ(1)
4. イギリス(3)
5. 日本(5)


スウェーデンは開かれた国として世界中の支持を得ています。
その一方で外国に暮らす人々がこの国のイメージ対象とする人は昔のままであり、
彼らはOlof PalmeやAbba、(IngridとIngmar)Bergmanといった人を連想しています。
それは悪いことではありませんが、今日のスウェーデンは音楽やデザインなど分野も活気があります。


Stieg Larsson著『Millennium(ミレニアム)』は世界を熱狂させていますが、
この国に足りないのは文化遺産がないと思われているようです。
スウェーデンには絵はがきの題材になるようなものが欠けています。
皮肉なことにスウェーデンを訪れる観光客の数は増加していますが、
観光目的地としての彼らの評価は悪化しています。
世界各地からやってくる観光客は、この国のことを寒く暗い場所だと認識しています。
そしてフランスのエッフェル塔に該当するようなものが欠けていると見ています。


私の場合スウェーデンといわれて連想する人はIngmar Bergmanです。
スウェーデンのイメージが湧かないというそこのあなた、
下のふたつから現地様子をご覧ください。


ストックホルムの中心地Sergels torgのライブカメラ
ストックホルム郊外のボートハウスのライブカメラ
(現地との時差の関係(ー7)で暗く映る場合やリンク切れになる場合もありますが、その点はご了承ください)