チェインギャング

最近学校の門は閉じられていますよね。 thelocal.se


スウェーデン南部Malmö、RosengårdのHerrgården地区では、
若者ギャングの脅威からスタッフの安全が確保できないとして幼稚園を閉鎖しました。
同地区で最後まで開いていたこの幼稚園の閉鎖によって、
通園していた34人の児童は他地区への移動という処置が執られました。


「Herrgårdenの施設は閉鎖が必要でした。
スタッフは危険と隣り合わせで圧力に抵抗してきました。
ある時は窓に向かってガラス瓶が投げられたこともあります」
と勤務していた人は言います。


Herrgårdenでは昨年、大量の虫が発生している問題のアパートが見つかっていますが、
この幼稚園はその建物と同地区にあります。
そしてこの地域は移民の居住地としても知られていて、
昨年と今年、騒動が起きるなど治安面が心配されている場所でもあります。


Malmöは静かな場所でしたが、この種の問題で名前が挙がる場所なんですね。
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渋谷系・原宿系・ソマリア


認知症病棟で夜勤担当の彼女はコーヒーを入れることから仕事を始めます。
彼女は3年間の研修期間を経て昨年看護士の資格を取得しました。
「患者さんは私の手を触りながら「綺麗な日焼けね、どこで日光浴したの?」
と尋ねてきます」と笑顔で彼女は言います。
「私はいつも「アフリカ生まれです」と応えているけれど、
彼らがそれを想像できているのかはわかりません」


彼女はソマリアで生まれましたが学校に行けず読み書きは姉に教わっていました。
1996年エチオピアとの戦争が勃発したことで国を離れ、
1998年にフィンランドに移住したとき初めて学校に通いました。


彼女とおなじような境遇だった男性は、
鞄に沢山の教育証明書を詰め込んで持ち歩いています。
「まだ職探しが簡単だったとき、申し込みをしました」と言います。
彼は1年間職に就いていましたが更新されずに、
その後2、3短い職に就きましたが現在5ヶ月間失業状態にあります。
「何でもやるつもりです」と彼は言います。


フィンランドに暮らす移民で最も職に就くのが難しいのがソマリア系です。
語学力や専門性を持っていても仕事を得ることは難しい状態にあり、
大学を卒業していても就職が困難なため、
フィンランドを離れイギリスなどの国外へ移住する人もいるほどです。


冒頭の彼女は今の職場に満足しているようで、
豚肉を提供していることに宗教的な理由による抵抗はないようです。
「それは仕事の一部にしか過ぎません」と彼女は言います。
もし子どもが出来たら仕事を続けるかとの問いには、
「もちろん。何もしないで家にいることはできない」と答えました。


子は国を選べず。