チェンジングマン

入国は簡単ですが永住は困難です。


デンマークでは今年永住許可認定制度の変更が予定されていますがが、
同国の人権研究所はポイント制度導入は外国人を排除するものでしかなく、
彼らが永住許可証を取得出来るのは不可能に近いと非難しました。


この制度は3月15日に同意がなされ今夏にも実施される予定で、
永住許可証を得るにはデンマーク語テストに合格している等の条件があり、
なおかつ申請するための条件としてボランティアに参加するなどして
合計100ポイント稼ぐ必要があります。


「移民の大半はこれらの要項を満たすことはできないでしょう。
特に雇用用件が厳しく、務める際にそれらを満たすものであるかを確認しなければならない」
と所長は言います。
この制度については、デンマーク社会に外国人を入れさせないという意図があり、
有望な労働者を不当に遠ざけるもので人権抑圧に繋がると批判しています。


ヨーロッパの流行なのでしょうか。
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橋を渡れば状況は異なるようで


Migrationsverket(スウェーデン移民局)は、
今年の亡命希望者は31000人を超えるとして予算の追加を求めました。
当初移民局では25000人を予想していましたが、
これで2月に続いて2度目の上方修正をしたことになります。


申請者の多くはコソボセルビア出身者です。
「もちろん個々の場合によりますが、
ヨーロッパの国々からスウェーデンへの亡命を認める可能性はとても低いです。
申請者の生活水準は低い。ただこの国の法律では、
貧困やそれによる危機、迫害にのみ亡命が認められているからです」
と局長は言います。


申請者の増加による事務手続きの長期化や亡命者専用施設等の問題解決のために、
政府は必要に応じて資金を投入するとしています。
亡命希望者は増加を続けていますが、
来年からは大学授業料の徴収によって学生の申請者は減ると見られています。


EUによって消えたはずの国境がまた可視化されつつあうようです