Yellow Submarine

私は肉食系です。


コペンハーゲン大学が食事に関する調査をしたところ、
ここ2年間で肉の消費量を減らした人が25%にものぼるということです。
原因としては金融危機による景気低迷が考えられていて、
健康でいるために同じ食品でも低脂肪のものを購入する傾向があるということです。
Hjerteforeningen(デンマーク心臓病財団)はこれを歓迎していて
「良い傾向といえます。一般的に女性は健康的な食事をしていますが、
男性は結婚するまでそうした食事をしていない」と関係者は述べています。


しかし肉を摂らなくなるのも問題です。
DTU Fødevareinstituttet(国家食品研究所)の研究員は、
「男性が肉を控えて野菜に置き換えるのは良いことだといえます。
ただ女性は十分な鉄分を摂るためには肉を食べる必要がある」と言います。
この国の深いところに肉を食べる習慣は根付いています。
肉を食べるように野菜や魚を食べることが健康に繋がるとしています。


肉食べてますか?
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商品そのものよりもラベルに目がいくのは... 24.dk


自然保全の意識が高いデンマークの消費者は有機栽培のものを購入しようと意識していますが、
実際は価格面で抵抗を持つ人が多いようです。
有機栽培のリンゴとそうでないリンゴ、
価格が等しければ有機リンゴを選択すると答えた人は80%に上ります。
しかし現在、有機農産物を常に購入している人は6.8%に止まります。


「この結果は有機農産物の売り上げが更に伸びる可能性を示している」
環境保全NGOの関係者は言います。
「消費者は出来るだけ農薬を避けたいという意志を持っています。
しかしながら有機農産物が高価なために購入するのは難しくなっています」


農産業界の会長は有機農産物の価格が下がる可能性を否定します。
「確かに有機農産物は驚くほど高いことが多い。
しかしながら一般の農産物と同程度の価格でそれらを提供することは、
害虫との戦いや不確実な収穫性を加味すると難しいといえます」
そして有機栽培に向いているものとそうでないものがあることを主張します。
「例えばアーティチョークブロッコリーの栽培は簡単ですが、
リンゴや梨を育てることは難しい。
そういったことが有機農産物と一般の農産物との価格差を生んでいます。
例えば人参は価格差があまりありません」


消費者委員会やNGOの面々は国に対して、
有機農産物の価格を抑えられるよう税制の優遇等の対処を求めていますが、
食品大臣は特定の製品に対してのサポートを行う用意はないとしています。
しかしながら食品庁は有機農産物を促進する組織を新たに発足させました。


有機栽培・国産・無農薬・・・・
ごちそうさまでした。