ブラジル

それは外国人だからなのか外国出身だからなのか


Statistiska centralbyrån(SCB,スウェーデン統計局)が両親の出生国の影響を調査したところ、
外国出身の親はスウェーデン出身の親よりも様々な困難に直面していることがわかりました。
これは平均寿命や出生率、資産等の統計を基にした報告書です。


それによると、
両親が外国出身の場合、その子どもは親の出身地のパートナーを選択する。
移民夫婦はスウェーデン出身の夫婦より子どもの数が少ない。
収入が少なく、一度国に帰った人は戻らない確率が高い。
特定の年齢層での死亡率が高く、子ども世代と20〜29歳の死亡率が高い。
等に移民の特徴が出ています。


スウェーデンでは移民の親をもつ子どもの数が拡大を続けています。
「以前は外国生まれの親の出身地としては北欧が一般的でした。
しかし今ではヨーロッパ外で生まれた人の割合のほうが多いです」
SCBの担当者は答えます。


入り交じっています。
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寛容とは。


EurostatがEU内の市民権の承認状況を調査したところ、
スウェーデンが最も寛容な国だということがわかりました。
スウェーデンで市民権を取得した人の数は2007年の33630人から2008年は30460人と減りましたが、
それでもEU内で最高の数字を記録しています。
1000人の外国籍人のうちどれだけの人が市民権を得ているかではスウェーデンは54人で、
ポルトガルの51やフィンランドの47を上回っています。
また総人口における外国籍市民権の取得者率においてもスウェーデンは3.3を記録して、
フランスとルクセンブルクの2.5を上回り最高の数字でした。


2008年にEUで市民権を取得した人の数は695880人でした。
そのうち29%がアフリカ出身で22%EU外ヨーロッパ、19%のアジアと続いています。
アフリカを出身地別に見てみると、
ロッコ(6万4000人)アルジェリア(23,000)が多くなっていて、
それぞれイギリス・フランスで市民権を申請する人が大半を占めています。


外国人参政権の議論はどこへ?