Maria Maria

社会

楽園は地獄と隣り合わせです。　sondagsavisen.dk


あなたが水辺で遊ぶ際には男性から目を離してはいけません。
デンマークの統計を元にTrygfondenが水難事故の調査をしたところ、
2001年〜2008年の間に溺死した人の86%が男性で、
年代別では45歳〜64歳が一番多いことが判明しました。


「一般的に男性の方が女性よりもその危険性が高いといえます。
これは子どもにも当てはまることで、男の子ほうが溺死する人が多い」
とTrygfondenの水難事故の責任者は語ります。
男性が海で活動的になることがこれらの原因だと見られています。
「釣りを趣味にする男性が事故に遭うことが多くあり、
酔ってボートを運転することもそれを増加させている理由といえます」
とStatens Institut for Folkesundhed(国立国民健康研究所)の研究員は述べています。


また大学の研究員は海は男性にとって試練の場所だと指摘します。
「男性は自然で休暇を取るときに、
本物の男であることを示そうと互いに競いあうことがあります。
だから彼らは救命胴衣を着用せずにゴムボートを運転するのです」


本物の男を示す。偽物の男とは？
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家があるということは幸せなことです。


Domstolsstyrelsenの調査によるとデンマークでは住宅からの立ち退き件数が増加していて、
その数は2002年の1823件から昨年は3912件となっています。
特に首都圏の公共賃貸住宅からの立ち退きが多い傾向にあり、
ある賃貸事業を展開する企業の報告によるとその数は2002年から4倍に増加したとのことです。


今年の6月には1ヶ月で過去最高の数字となる72世帯が立ち退きました。
「政治家はこの問題に真剣に取り組み必要があります。
生活保護が必要なグループが拡大したことが主な原因でしょう」
とDet Nationale Forskningscenter for Arbejdsmiljø(NFA)の学者は言います。
家族構成としては独身男性に多く、雇用等の社会的地位と密接な関係があるとされています。
彼女は家から追い出された人は疎外感を強め、人との繋がり希薄にすると指摘します。
「そうして更に厳しい状況へと追い込まれていきます。
社会的不平等が広がりつつあるということがこれらからもわかります」


賃貸事業を展開する企業の調査によると、立ち退きを迫られた家庭の10組中9組が
月5000DKK(7万円)以下の契約家賃であることも明らかになっています。
「社会サービスの低下がこれらの原因だと言えます。
彼らは小さな家の家賃でさえ払うことが厳しい状況にあります」
とこの企業の取締役は述べています。


秋風がマッチの明かりを弄ぶ。