湯気

増え続けるデンマーク


デンマークの新聞『Politiken』の記事によると、
高等学校で30人を超えるクラスの数が前年より24%増加したということです。
以前は30人学級というのは例外的な措置として適用されていましたが、
今日ではそれが標準になりつつあります。
新学期が始まり18000人の学生が30人以上が集まる教室で新生活を送っています。


学生団体はこれは学力の乏しい者にとっては不利益でしかないといいます。
「教師が生徒を見る時間が減ることは問題といえます」
とDanske Gymnasieelevers Sammenslutningの広報担当者は言います。
「それぞれ短い時間しか割り当てられずに、そういった人は窮地に追いやられることでしょう」
彼の考えでは1クラスの最大人数は28人が適正だということです。


Gymnasieskolernes Inspektorforeningの議長も、
クラスの人数が増えることは不利益になるという考えに賛成です。
1教師が見る学生の数が増加することは、
中退者の増加や試験結果の平均点の低下を招くと指摘しています。
同国の文部省の統計によると1年当たり中退する学生の数は全体の16%となっています。


教師を覚えている生徒と生徒を覚えている教師、どちらが幸せでしょうか。
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ダメ、絶対にダメ。


ノルウェー警察は定期的に道路上に臨時の検問所を設け、
運転手に対する飲酒とドラッグの検査を厳重に行っています。
飲酒運転とドラッグ運転に対して断固たる姿勢を国として見せていますが、
統計によるとそれらの運転手の数は増加していることが判明しています。


Folkehelseinstituttet(公衆衛生研究所)が調査によると、
重大あるいは死亡交通事故を起こし死傷した132人の運転手を調査したところ、
4人に1人はアルコール、あるいはドラッグの陽性反応を示したとの事です。
「興奮状態を誘うものと交通事故は繋がりが強いことを指しています」
と研究所の職員は言います。


ノルウェーは薬物検査をとても厳重に行っています。
湯気 / チャットモンチー 2006年