El rey

ワールドカップ効果はあまりないようです。


サッカーのSuperligaen(デンマークスーペルリーガ)は2009年に続き、
2010年もF.C. København(FCK)の優勝で幕を閉じました。
ここ10年で7回目の優勝というFCKの輝かしい戦績の一方で、
リーグ全体としての盛り上がりは冷めつつあるようです。


リーグ全体の1試合あたりの平均観客数は前年の8608人から24%減の6559人。
人気の面でもリーグを牽引するFCKでさえ、昨季の14482人から11960人、
そのライバルチームであるBrøndbyもまた12756人から10798人へとそれぞれ数を減らしています。


10年で7回はちょっと多すぎますね。
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女子ボクシングの話題です。


Cecilia Brækhus。
ボクシングが禁止されているノルウェーで育った彼女は、
去年11月に行われたWBCWBOの世界ウェルター級統一王座決定戦で防衛を果たし、
WBAとあわして3つの世界タイトルを保有しています。
「彼女は強くなりましたが、まだまだ上を目指せます。
爆発力を付ける必要があるし、もっと俊敏に動けるはずです」
と彼女のトレーナーが言います。
彼女が次に目指すものはIBFのタイトルです。
ただプロモーターはその試合には時間が掛かるとしています。


1981年コロンビア生まれのBrækhusは、その後ノルウェーのBergenへと移住、
14歳の時に始めたキックボクシングで頭角を現し、
2007年にドイツのプロモーターとプロ契約を交わしました。
これは、ノルウェー人初の女子プロボクサー誕生を意味します。


「ボクシングについて真剣に考えるときがある」
「もっとボクシングを楽しみたいし、もっと魅せる必要がある」
モデル業もこなす彼女はこの試合中、
コーナーに戻った際に服を掛けられたことについて違和感を口にしています。
その一方でハイヒールを履いたビキニ姿の女性、ラウンドガールの存在については、
試合のスパイスとして必要なのかもしれないと思うようになりました。
平等の精神が根付くノルウェーで育った彼女は
「それはボクシングの議論とはまた別の話です」と言います。
「私にとってはラウンドガールのような仕事は不況の時に行うものという認識でした。
でもこうしてリングに立つ女性はそれを誇りに思っているようです。」


16戦無敗だそうです。
El rey / Intoxicados 2001年