I'll Never Fall In Love Again

見えない敵には敵わない。 hs.fi


フィンランド代表のクロスカントリー選手がマイコプラズマに悩まされています。
2009年の世界選手権で3冠に輝いたAino-Kaisa Saarinenや
ジュニア世界選手権金メダリストKrista Lähteenmäki、
他にもKerttu Niskanen, Kalle Lassilaなどがそのリストに含まれています。
マイコプラズマ肺炎がここ数年のうちに世間の関心を集める存在になったのには、
冬のスポーツ、特にスキー種目の選手の感染が相次いだことも理由のひとつに挙げられます。
Saarinenはこれまで少なくとも2度陽性反応を示しています。
スピードスケートのMika Poutalaやスキー・コンバインドのAnssi Koivurantaもまた、
マイコプラズマに悩まされていることで知られています。


実際Koivurantaはこれによりジャンプ競技に専念することを余儀なくされました。
フィンランド代表のスキーチームの医師は、
マイコプラズマ肺炎スキーヤーの職業病と見る向きを否定します。
スキーヤーと一般人の感染者の数を比較しても両者に差は見られません。
つまり、これはスキー以前の問題といえます。
人々も、トップアスリートにとっても肺炎がやっかいな存在であることに気づいています」
彼はマイコプラズマを原因とする疲労症候群は、
彼らのパフォーマンスに致命的なダメージを与えると指摘します。
「それは広範囲に、そして長期間にわたってパフォーマンスレベルを乱します」


マイコプラズマは特に持久力を必要とするスポーツに大きな打撃を与えます。
先程のKoivurantaはジャンプの練習は出来ましたが、
長期間スキーの練習は実施できなくなったことでジャンプ種目への転身を決めました。
医師は、多くの人がマイコプラズマに感染しているがそのことには気づかないおらず、
選手であってもそれを発見するのは難しいと指摘します。
「それによって現れる症状は漠然とあるだけに難しいのです。
競技者が半健康状態のときに、過度の緊張を持たせることにもなります」
彼は感染者にスキーヤーが多い理由をひとつ挙げています。
「これは人から人へと簡単に移る感染症です。
キャンプやツアーで多くの人と密接に接触している状況は感染の拡大させやすいのです」


抗生物質を摂取できないとなると厳しいのでしょうね。
I'll Never Fall In Love Again / Dionne Warwick 1969年