Främling överallt

50%。


先週末、ロシアとの親善試合を行った女子ハンドボールデンマーク代表は、
実に8名もの選手を初招集しました。
この大胆ともいえる選手の入れ替えは、
選手側とDanish Handball Federation(DHF)側との給与に関する
話し合いの結果を受けて行われたものです。


厳しい財政事情にあるDHFは代表としての活動を保障する代わりに、
選手に対して50%の給与削減に同意するよう求めました。
DHF会長は、彼女たちが同意しなければチームを解散させるとしています。
この提案に対して数人の選手は、抗議の意味を込めて拒否をしました。


そんななかで今回招集された代表チームには、
昨年4位に終わったEuropean Women's Handball Championship(欧州女子ハンドボール選手権)
以来となる選手が2名返り咲いています。
新たに招集された8名以上に目を引くのは、元代表選手が2名選ばれたことです。
そのうちのひとりであるGKのLena Rantalaは現在43歳。
彼女はこれまで代表選手として4つの金メダルを獲得しています。


このような変化があっても監督のJan Pytlickは、
チームの将来について自信を抱いているようです。
「このチームには経験豊かな選手と新しい選手の両方がいます。
以前の団結力の高いチームのようにはいかないかもしれないけれど、
経験豊かな選手がチームを安定させてくれることでしょう」


そして先日、両者は議論の末同意に至ったことを発表しました。
選手に対する保証金削減の割合には変化はありませんでしたが、
大会での活躍に応じたボーナスを支払う制度を導入することが決定しました。


ハンドボールの歌が底を突きそうです。
Främling överallt / Joakim Thåström 2005年