At 7

平均男女 swedishwire.com


統計を見てみるといろいろなものがわかるものです。
スウェーデン統計年鑑で理解できることは、
スウェーデン人はより年を重ね、より重く、環境志向は強くなっているようです。
平均的なスウェーデン人を見てみると、
女性の名はMariaで42歳、男性の名はMikaelで40歳です。
ここ数年平均年齢の上昇が続いていて、
これは今後数十年変わらないだろうと見られています。


既に30年もの間、増加を続けているものがあります。
それは体重です。
男性の53%、女性の37%が肥満という結果が出ています。
国民の体重増加の理由はいろいろ考えられますが、
そのひとつには、90%の家庭に普及しているパソコンの存在もあるようです。
パソコンの利用者増加は教育にも影響を及ぼし、
中等後教育を受けた人の割合が1990年の23%から2009年には38%に増加しています。
全世代の中で最も高学歴なのは25〜34歳の女性です。


1家庭あたり月々の食費は2900SEK(37000円)で、
1日の平均エネルギー摂取量は30年前から7%増加の3100カロリーです。
スウェーデン人は以前よりアルコールを好むようになり、
1990年と比較した場合ストロングビールは70%、ワインは80%消費量が増えています。


環境に配慮する姿勢は車からも理解できます。
2007年には398台に過ぎなかったエタノール混合ガソリン車は
2009年には4万8087台まで増加しています。
風力発電の規模は総発電量の2%と小規模ではありますが、確実に歩みを進めています。
原子力発電の割合は18.4%でここ25年で最低の数字でした。
金属包装のリサイクル率が統計以来最高の数字を記録し、
新聞のリサイクルと同等の91%でした。


警察への通報、税関や検察官への請求件数も増加しており、
140万件以上の犯罪が報告されています。
商店への強盗が大幅に増加傾向にあり、性犯罪も9%、家庭窃盗も13%増えています。
破壊行為は4%増加し、犯罪全体の25%に相当しています。
暴行行為も10年前と比較して47%増加しています。
希望の光を見つけるとしたら窃盗犯罪が2000年と同じレベルの21%まで減少したことです。


何処に注目するかはあなた次第です。
At 7 / Britta Persson 2008年