Parlez vous français?

25年くらい前は日本語だったのでしょうね。


「你好」はデンマークの教室で「Guten Tag」や「Bonjour」取って代わるかもしれません。
デンマークの教育相は中国が最大の貿易輸出国に成る可能性があるとして、
中国語の学習を始める必要があるとしています。
現在の国内におけるフランス語やドイツ語と同様な扱いをするという
大臣の個人的な見解を産業界は支持を表明していますが、
評議会は反対の立場を示しています。


いくつかの私立学校では極限られた範囲ではありますが、既に中国語を教えています。
デンマークにとって中国は第10位の貿易輸出国であり、
2030年には第3位にまで上昇すると考えられています。
野党にとってもこれは魅力的な考えなのかもしれません。
「言語教育に対するポリシーを明確にする必要があります。
フランス語は既に壊滅寸前であり、ドイツ語もまたもがき苦しんでいます」
とSocialdemokraterne(デンマーク社会民主党)の教育スポークスマンは述べています。


ルクセンブルク語の時代はやってくるのでしょうか。
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ほこりもってますか。


フランス人はフランス語のことを〔美しい〕と考えていて、
イギリス人は広く使用されている英語を〔世界を支配している〕と思っているようです。
しかしデンマーク人は彼らとは全く異なる考えを母国語に対して持っています。
デンマーク人は言語劣等感を抱いている。
端的に言えば、複数の言語研究者はこう考えているようです。
その一人であるコペンハーゲン大学の社会言語学教授はこう言います。
「我々は世界と関係を持つ中で言語に対する自己嫌悪を持っています。
デンマーク人はデンマーク語を美しいと思っていない。
恥ずかしいものだと考えています」


デンマークスウェーデンの大学が実施した調査では、
母国語が他言語よりも優れていると考える人が少ないということがわかっています。
そして母国語を学ぼうとする外国人は少ないとも考えています。
実際、研究機関や大学では英語題のものが確認できます。
Dansk Sprognævn(デンマーク語評議会)の会長は、
これらをグローバル化の影響だけでなく、
英語熱とデンマーク人の言語劣等感が関係しているといいます。
「他国の人は自分たちの言語を誇りに思っています。
しかし、この国でそう思っている人は僅かです。
Janteloven=自分だけを特別だと思うな。
のように、我々には自己主張を苦手とする伝統があるのです」


Enten-Eller=あれか、これか
Parlez vous français? / Art Vs Science 2009年