Love Forever

カミモデジタルカ? b.dk


読書が大好きというあなたでも、
忙しい日々の連続で積み上げられた本の山に手を伸ばす時間がないはず。
それが人々が長編小説ではなく、短編の電子書籍に関心を移している理由かもしれません。
amazon.comKindleを発売し、1万〜3万文字の小説を売り出して好評を博しています。


ドイツやスウェーデンといったヨーロッパの地でも本の革命は発生しているいるように、
デンマークでも電子書籍を新たなビジネスと捉える会社が現れています。
2009年4月novelleforlaget.dkは
Herman Bangsの『Irene Holm』やSteen Steensen Blichersの『Hosekræmmeren』、
現代作家ではJan SonnergaardにDorthe Nors、Kåre Bluitgenらの作品を発表しました。


現代文学というものは、現在のライフスタイルにあったものであるべきです。
多くの人が本を読みたいとは思っているけれど、忙しい日常ではそれは難しい。
その点で短編は通勤中に楽しむことに適してます」
と同社の共同設立者は言います。
「我々のサイト扱っているものは1年前には350作品程度でしたが、現在は800作品を越えています。
読者も下は14歳から上は77歳と幅広い世代から関心が持たれています」


出版業界誌の編集者の男性は、短編小説にこの業界の未来が掛かっているとしています。
デンマークでは今年、社運を掛けて多くの出版社が短編小説を発売するでしょう。
しかしそれは紙ではなく、電子書籍としてです。
我々は日本や中国で携帯電話の電子書籍が絶大な支持を受けていることを知っています。
新しい携帯電話ではそれが可能になり、我々も徐々に移行するはずです。
それは決してオタクだけのものではありません」


社会文学者は、出版社が電子書籍へ移行するよう読者を誘っていると指摘します。
「例えば、電車に乗車中のあなたや周りの人は何をしていますか?
携帯電話や似たようなもので遊んだり、映画を見ていたりするでしょう。
電子書籍はそこに新たな風を吹き込む可能性を秘めているのです」


インスタントノベル。
Love Forever / SUPERCAR 1999年