Shy That Way

歩いてますか。 ibyen.dk


街の通りに人が溢れているということは、その街が魅力的であること、
安全であること、そして活気に満ちていることを意味しているといえます。
コペンハーゲン市としてはより多くの歩行者を生み出そうと、
各地区へと調査員を派遣しては歩行者の現状の把握に務めています。
その調査で判明したことのひとつは、歩行者は女性が多いということです。
2010年の調査ではHovedstadenを歩く人の49%が女性、
42%が男性、残りが子どもという結果が出ています。


またこの調査では、場所によって男女の歩行者数に差が出ることもわかっています。
性的表現が目立つIstedgadeの歩行者の大半は男性で、
Kalvebod BryggeやNørrebrogadeといったところも同様の傾向があります。
反対にデザインショップや服を買い求める人が多いFrederiksborggadeでは、
女性歩行者の数は男性より22%多いということです。
VesterbrogadeやTrianglenもまた女性歩行者が多数を占めています。
ただどうして男女にこのような傾向が出るのかは判明していません。


その他にも、コペンハーゲンの人々は夜の閑静とした雰囲気を好むという結果が出ています。
特に男性は夜のNyhavnやStrøgetへと出かけることを楽しみにしていて、
男女で見ても実に74%の人が夜の静かな時間に街を歩くのが好きと答えています。


ただHovedstadenの住民における1日の歩行時間は平均9.8分という数字で、
これはデンマーク全体の平均の半分以下という結果です。
市は2015年までに歩行時間の平均を12分まで上げる目標を掲げていて、
その実現のために道路状況の改善と整備、歩行者道路の作成などを計画しています。


暑い中は歩きたくないです。

Shy That Way / Tristan Prettyman feat. Jason Mraz 2005年