しあわせのランプ

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SOS Børnebyerneが行った調査では、
デンマーク人の50%は家族と良質な時間を十分に過ごしていると答えました。
また大半の人は今以上に家族との時間を増やしたいけれど、
仕事を理由にそれは難しいとも考えているようです。


家庭と仕事に関する調査を長年している人物は、この回答を当然のように受け止めています。
「この調査からも現代のトレンドが確認できます。
ほとんどの人が家族と過ごす時間を増やしたいと考えてはいますが、
実際にはいろいろな事情によってそうすることは難しいのです。
現代社会では一般的に、幸福よりも仕事の充実感に重点が置かれています。
つまり家族との時間を増やしたいと思っていたとしても、
そのような行動はとらないということです」


児童心理学者でセラピストでもある人物はこの結果からこう推測しています。
親という役割ではなく一個人としての時間を大切にするために、
結果的に家族と過ごす時間が十分ではなくなってきている、ということです。
「ほとんどの親は家族と過ごす時間が短いことに罪悪感を抱えています」


家族との時間と労働において満足できる生活を送るためには、
上司とこのことについて話し合うことは良い考えだといえます。
「もちろんそれも大切なことですが、
あなたが帰宅した際に玄関の扉を開く前にリラックスすることもまた大切なことです。
こうすることで家族に会う前にストレスとサヨナラすることが出来ます」


お幸せに。

しあわせのランプ / 玉置浩二 2004年