夢の島バラード
つい先日も30代ぐらいの運転手がポイしてました。
先日開催されたDanmarks Naturfredningsforening(DN,デンマーク自然保護団体)
による毎年恒例の廃棄物コレクションでは、
昨年同国で不法投棄されたゴミの量が190970kgにも上ることが明らかにされました。
これは同コレクションが開始された2006年以降最大量となります。
環境研究組織の責任者はこのトレンドは事実であるといいます。
「不法投棄の量は増加を続けており、それは問題になっています。
個々の生活によって環境が犠牲になるだけでなく、
自然を元通りにするためには莫大な費用が掛かります」
彼女の研究結果では、
デンマーク人の90%が自然界にゴミを投棄することは間違っていると答えています。
しかしながら実際にゴミを捨てる人の半数以上は若者だということです。
彼女は自然にゴミを投棄する人が増えた理由として、
ものに必要以上の包装がされていること、野外で活動する人が増えたこと、
そして忙しいことを挙げています。
「私たちは忙しい状態にいると簡単な解決策を求めがちです。
もし周囲20m以内に瓶のひとつも発見できなければポケットの中身を捨てることはないでしょう。
しかし実際には自然の中にごみは捨てられています」
DNの廃棄物キャンペーンの責任者は、
この問題によって地方自治体の財政状態が道路や森林で明らかになると指摘します。
「いくつかの自治体からこういう意見を聞きました。
経済が圧迫されるため以前のようには廃棄物の収集を行えないようです。
そのために一部の市民は自然との連帯を示すために清掃活動を行っていますが、
それは本来なら不必要なことであり、不幸なことでしかありません」
