青春

情動的・煽動的な記事が多すぎます。


若者は新聞を読まない、というのは神話なのかもしれません。
急速に普及が進むデジタルメディアが台頭する現在においても、
デンマークの12〜19歳の若者は新聞のことを信頼あるメディアと認識しています。
その一方では驚くほど古風であり、そして高価であるとも考えています。
例えば、読んでいるときにバラバラになってしまうのなら留め具を付ければよい、
と彼らは考えています。
そして紙面の大半がお酒・芸能・消費の話題で占められていることに嫌気がさしています。


これは2人のメディアコンサルタントが様々な団体の協力を得て行った研究結果です。
「デジタルメディアも含めると若者の新聞読者率は驚くほど高い数字でした。
若者読者を獲得するために各社は様々な対策を講じていますが、
この結果から、新聞が巨大な可能性を秘めていることが明らかになりました。
とメディアコンサルタントは言います。
この研究の原点はTNS Gallup社が行った調査で、
前日に新聞を読んだ16〜19歳の若者が54%という結果に驚いたことが始まりです。
12〜15歳も46%と、デンマークには新聞を読む習慣が根付いているといえます。


これらの結果から若者は新聞を十分に読んでいるといえます。
そんな彼らの不満は、新聞には大人による若者への悪口が掲載されているです。
15歳の少女はこう言います。
「若者は飲み過ぎ、そして馬鹿だ。というような悪い書かれ方をされています。
これらの記事を見ると本当に不愉快になります」
そしてもうひとつの不満は価格です。
17歳の少女はこう言います。
「Politikenは23DKK(330円)もします。これは高すぎです。昼食が摂れます」


それはもちろんテレビにもいえることですが。

青春 / かぐや姫 1971年