Million Pieces

Fridaが参加していました。


Oslo Fashion Week(OFW)が8月8日から14日にかけて開催されていた丁度その頃、
東に約500km離れたスウェーデンの首都ストックホルムでも
Stockholm Fashion Week(SFW)が行われていました。
同国最大のファッションイベントであるSFWには30のブランドが参加し、
世界的ブランドを数多く抱えるスウェーデンのトレンドを世界に発信しています。


現実的・最小限・機能的。
これはスウェーデンを含めた北欧のファッションに共通する特徴のひとつです。
今回のイベントでは数年前にはあまり見られなかった派手な色使いも多く見られ、
来年の春夏ではスウェーデンの国旗と同じ青と黄色が流行すると踏むブランドもありました。
また色の変化に伴ってデザインにも理想主義的な遊びが施されていました。


世界各地で行われているファッションイベントですが、
近年ではブランドはいわゆるショー以外の取り組みを強化しています。
例えば最新作の写真をネット上で公開したり、
コレクションのテーマに沿った短編映画を製作したりしています。
ファッションショーは伝統的に業界人を相手にしていましたが、
現在ではファッションブログを開設している一般人を招待しては
彼らの意見を採り入れたりもしています。


スウェーデンのファッションジャーナリストは、
こうした開放的な流れはより広範囲な広告が生み出されることで
ブランドの売り上げも増えるとみています。
「以前はファッションの情報は報道がほとんどでしたが、
現在では基本的にすべての作品がネット上で見られるようになっています。
気になるアイテムを自分で見つけることは一種の快感であり、
そうしたことがファッション業界の発展に繋がっていきます」。
「数年前まで、ファッションショーでなにが行われたかは重要ではなく、
そのパーティーに参加した有名人が話題の中心でした。
ただ今はそうしたものは沈静化しています。
現在では人よりも服に人々の関心が向けられています」。


SFWの様子は(写真)こちらでご覧ください(ブランド名をクリックすると見られます)。
aftonbladet.se
動画はYou TubeでStockholm Fashion Weekと検索すると沢山該当します。

Million Pieces / Tove Styrke 2010年