ピノキオ

4月でもないのに。


スウェーデンでは制限速度と交通法規がサイクリストにも適用されるようです。
6月8日同国南部のTranåsにある速度計測器が速度違反を記録します。
それは少年が乗る自転車が58kmで走行するのを記録したもので、
速度超過としてこの少年には1500DKK(2万2500円)の罰金が科されました。
Tidningarnas Telegrambyrå(TT,スウェーデン通信社)が伝えたところによると、
サイクリストが速度超過の違反切符を切られたのは初めてだとしています。


Dansk Cyklist Forbund(DCF,デンマーク自転車協会)が確認したところ、
デンマーク国内ではサイクリストによる同様な事象は起きていないということです。
ただ実際に起きた場合には罰則を適用するとしています。
「速度超過による無謀運転でよって自らや他人を危険な状態へと追いやった場合、
罰金を取るということは可能です。
サイクリストが速度を出して良い場所もあるでしょう。
ただ他人が居るようなところで速度を出すことは間違った考えです」
と同協会の広報担当者は話します。


スウェーデンでも自転車は車両に含まれているため、速度制限を遵守する必要があります。
その一方でローラーブレードスケートボードは人と判断されます。
また電動車椅子等は歩行速度を超えた場合自転車に分類されます。
このように車両という区分けには曖昧なところがあります。


その後、このニュースは誤報であった発表されました。
地元紙『Tranås Tidning(tt)』の関係者が事実確認を怠ったことが原因とされています。
(ttが報じたものをTTが各紙に配信したと思われます)
各紙の対応を見てみましょう。
TTの配信記事を引用していた『Svenska Dagbladet』は該当記事を消去し、
TTの修正記事を掲載#しました。
『Dagens Nyheter』はTTの記事を元に独自の記事を掲載#しましたが、
誤報が判明した後にttの関係者への取材を行い、この経緯についての説明を掲載#しました。
デンマークの『Berlingske Tidende』も独自の記事を掲載#していましたが、
誤報と判明した後は何の対応もとっていません。



国の違いが出るものです。
ピノキオ / 東京事変 2007年