Freddie Freeloader

Jazz好きですか? ibyen.dk


今年5月DR Medieforskningはデンマークのラジオ聴取者に関する調査を行いました。
その結果DR Jazzのリスナーの67%が男性であることが判明しました。
また同時期にDRが音楽に関する調査を行った結果、
Jazzを好んで聞いていると答えた女性は38%だったこともわかっています。


メディア研究者は、Jazzを愛する人に男性が多いのは昔から変わらないといいます。
ただ新しいラジオ戦略の一環として、
9月12日にDR Jazzを終了してこの11月から新しい番組を作ることは明確な目的があるとしています。
「これは挑戦ともいえます。
これによって男女の均等を保つという素晴らしいことが実現できるかもしれない」。
これには女性は勿論、
しばらくラジオから遠ざかっていた人を呼び戻す狙いがあるようです。
Jazzという小さな世界を閉じることで、彼らに音楽や面白い話を聞かせることが可能になります。


Roskilde大学の准教授でJazz研究者でもある人物は、
トランペットとサックスを配置した場合、
観客はエストロゲンよりもテストステロンを分泌するといいます。
「音楽ジャンルは特定の性に関連されるものです」
リズムの強弱や身体のゆさぶり、荒々しさと妙技といった音楽は男性にぴったりなようです。
彼は1920年代に女性がJazzで踊った理由についてはそれが流行であったといい、
それはJazzが1950年代に芸術に変化するまで続いたとしています。


Jazzは一般人にするとサブカルチャーのひとつでしかなく、
ワインと同じように、Jazzを愛する人はオタクの烙印を押されています。
「男らしさを表現する手段として物理的なものが好まれます。
例えばボクシングやサッカーのように」。
彼はJazzが休憩中の男の会話という小さな規模での話題に留まっていることは
悪いことではないとしています。
ただ今以上に女性向けの放送が増やすこともまた重要だとしています。
「女性アーティストの数が増えれば男女バランスも改善されると思います。
例えばJazzの一種であるサルサジャズやボーカルものは女性の支持を受けています」。


そのDR Radioはこちらdr.dkで聞くことが出来ます。
スピーカー印を押すと再生します。
DR Jazzを聴く場合には、
開いたページの左上をクリックすると一覧にJazzが表示されるのでそれを選択します。


私は大好きです。最近毎日聴いてます。

Freddie Freeloader / DR Big Band 2009年