Europe

2ヶ国が進出です。


10月11日にUEFA EURO 2012(サッカー欧州選手権)の予選が各地で行われ、
H組のデンマークポルトガルを2対1で下し勝ち点19で同組首位に立ち、
2004年大会以来となる8回目の本大会出場を決めました。
またG組のスウェーデンもオランダに3対2と勝利して勝ち点24で同組2位となり、
各組2位のうち成績最上位に入ったことで4大会連続5回目の出場を決めています。


世界ランキングで5位につけるポルトガルと対戦したデンマーク(同17位)は
地元ということもあり積極的に動き回ります。
13分MF:Michael Krohn-Dehli(Brøndby)が左サイドから仕掛けてシュート、
相手DFに当たったことでコースが変わりゴールへと飛び込み先制します。
その後は相手に持たれる展開となりましたが、
GKThomas Sørensen(Stoke)を中心に落ち着いた対応で前半を無失点で切り抜けます。
後半もボールは回されたものの、相手のシュートミスが続きなんとかしのぎます。
63分にカウンターで右サイドを抜け出したFW:Dennis Rommedahl(Brøndby)が中央へクロス、
待っていたFW:Nicklas Bendtner(Sunderland)がきっちりと決めて2点目を挙げます。
これで前掛かりになった相手にはしっかりと対処し、
反対にカウンターで好機を連発するも追加点を奪えない状況が続きます。
結局ロスタイムにFKによる失点は許しましたが、勝利を手にして予選突破を決めています。


本戦出場を決めたこの試合の収穫は、
主力のDF:Daniel Agger(Liverpool)とMF:Christian Poulsen(Evian)
の代役にある程度の目処が立ったことです。
代わって出場したDF:Andreas Bjelland(Nordsjælland)とMF:Niki Zimling(Brugge)は、
連携面で多少の不安は見せましたが身体を張った守りで勝利に大きく貢献しました。
一方攻撃はカウンターは冴え渡りましたがそれ以外は低調に終わりました。
RommedahlとMF:Christian Eriksen(Ajax)の個人技に頼った攻撃は迫力に乏しく、
左右サイドバックの人材不足とともに本大会までの課題として残りました。


スウェーデン(同25位)はエースであるZlatan Ibrahimović(Milan)を欠く布陣で挑み、
オランダ(同2位)を逆転で下して本戦出場を決めています。
絶対的エースであり幾多のゴールで観客を沸かせてきたIbrahimovićですが、
むらっ気による好不調があり、同国のサッカー協会との折り合いも良くありません。
今回の勝利によって彼なしのチームの可能性が示されただけに、
今後どのような道が示されるか注目されるところです。


あまり見応えがなかったです。

Europe / Indelicates 2010年