ホームラン・ブギ

昨年以上に悪いようです。


Verket för högskoleservice(スウェーデン高等教育国内事務局)の調査では、
スウェーデンの大学や専門学校に今年入学した人の数は27万人いるとされ、
その結果、過去最悪の住居不足が起きているということです。
「特にLundは深刻な状況で、今年は更に悪化しています」
とLUND大学生向け住宅供給組織BoPoolenの関係者は言います。
「本当に厳しい状況です。
もしまだ順番待ちをしていないとしたら、アパートに入居することは不可能でしょう」。


歴史があり権威ある大学と知られるLundですが、
彼女にいわせると住居不足は毎年のことだということです。
「我々は8500のアパートや部屋を用意していますが、Lund大学の学生は3万5千人です。
これは住む場所を得ることがとても困難であることを意味しています。
町の中心部ともあればなおさらです」。


BoPoolenは学生が大学近くの住居を見つけることを補助するのが本来の役目ですが、
郊外も検索の範囲に入れることを勧めているということです。
「Lundは小さな街で周辺にも似たような村が多くあり、
そこに住むことになった場合でも自転車やバスで楽に通勤が可能です」。
「私は学生に対して出来るだけ早く行動をすることを勧めています。
ひとつは我々のようなサービスを利用すること、
そしてふたつめは個人的に別の場所に連絡することです」。


Uppsalaも同じ状況にあり、在学生が1500人増えた今年も対応に追われています。
「昨年も大変でしたが、今年はそれ以上です」
とUppsala大学生向け住宅供給組織Studentboetの関係者は話します。
「アドバイスとしては自身が懸命になることです。
出来るだけ多くのリストに名前を登録しておくこと、
そして沢山の組織と連絡を密に取り合うことです。
秋になる前により積極的に動くことが良い結果をもたらすはずです」。


北欧に限らず野宿は辛いでしょう。

ホームラン・ブギ / 笠置シヅ子 1949年