If You Please

躍動感がありませんでした。


WTAツアー最終戦となるWTA Tour Championshipsが
10月25日から31日にかけてトルコのİstanbulで開催されました。
この大会では世界ランキング上位8人を2組に分けた予選で総当たり戦を行い、
上位2名が続く決勝トーナメントで優勝を争います。
赤組に入った同1位のCaroline Wozniacki(DEN)は初戦こそ勝利しましたが、
2・3戦は落とし予選敗退となりました。
白組同2位のMaria Sharapova(RUS)成績次第では女王転落の可能性もありましたが、
Sharapovaが初戦終了後に棄権、大会を去ったことで年間1位が確定しました。
Wozniackiにとって昨年に続く2年連続の年間女王獲得となります。


「1位でシーズンを終えることは素晴らしいことであり、とても誇りに思います」。
彼女は1位が確定した後に行われた会見でこう述べています。
予選敗退に終わった原因としては体調不良が挙げられます。
「体調が悪く、朝食を摂った後もベットで寝込んでいました。
頭痛と発熱があるようです」と彼女のマネージャーは語っています。


今季彼女は前年と同じ6勝を挙げました。
ただランキング上では女王である彼女は結局今年もグランドスラム
そしてそれに次ぐ規模を誇るこの大会でも勝利を収めることが出来ませんでした。
彼女が女子テニスで一番安定している選手であることは誰もが認めていますが、
最強の選手という問いには疑問の余地が残ります。
苦手とするKim Clijsters(BEL)やSerena Willliams(USA)等から勝利を挙げることを含め、
真の女王になるための挑戦は来年へと持ち越しとなりました。


下との差が縮まってきています。

If You Please / Jørgen Emborg 2005年