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アイスランドです。


アイスランドでは2009年〜2010年の冬の気温が平均で1.6度高かったようです。
この冬はヨーロッパ全土を寒波が覆いましたが、
反対にアイスランドでは異常なほどの高気圧を記録しています。
これらの関連性は非常に高いと専門家は見ています。


Akureyriでは例年の20%増の降水量を記録しています。
ここでは12月に沢山の雪が降りましたが、
3月には大部分の雪が解けた状態でした。
降雪日数はAkureyriで57日で例年から16日減少、
首都レイキャヴィークは13日で例年から31日減少しています。


アイスランドです。
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「環境先進地域の北欧」


ストックホルムEUが指定する環境都市に選出されています。
市内に住む女性は「ここは美しくて清潔で、良い環境といえます。
育児休暇を取得したパパとママが散歩しているなんて、
パリに住んでいたら出来ないでしょう」と言います。


都心の40%が緑地で構成されているストックホルムが、
環境都市のお墨付きを得たことは当然といえるかもしれません。
環境研究所の所長は「ここは高度な環境政策を有している。
街の中心地に自然があることでより多くの恩恵を我々が受けていることに、
ここを訪れた外国人はみな驚いている」と述べています。


スウェーデンで環境活動が本格化したのはおよそ50年前で、
国民性や個人の生き方のとても深いところにそれは根付いています。
スウェーデン各都市の人口密度が低いことや、多くの人が地方に別荘を持っているのは、
環境に対する高い尊敬があるからでしょう」と環境政策担当者は言います。


ストックホルムでさえ、殆どの居住者が徒歩でいける距離に湖があったり、
ハイキングコースがあったりします。
家の前でクロスカントリーをすることも珍しいことではありません。


ストックホルムでは1人あたりの二酸化炭素排出量を
2009年の3.4tから2015年までに3.4tに減らす目標を掲げています。
現在ヨーロッパの平均は10tでスウェーデンは6tです。
EUが放出する地球温暖化ガスの43%は輸送と暖房によるものです。


冬の寒さが厳しいこの都市でこの2つを減らすことは挑戦といえます。
対策として発電施設で発生する熱を利用した家を暖める方法、
地域暖房に積極的に投資しています。


ストックホルム市職員の19%は冬の間でさえ自転車か徒歩で通勤していて、
夏になると33%の人がそれを実践しています。
首都圏に住む人は公共交通機関を積極的に利用し、
利用者数は毎月数字をのばしています。


環境都市としてストックホルムは積極的な取り組みをみせていますが、
それでも環境に関する議論や問題がないわけではありません。
例えば市内海岸地域で行われている大規模不動産開発によって、
バルト海の生態系への影響が懸念されています。
そういった問題についても市民や行政が積極的に話し合うことが、
環境都市に選出された理由だと考えられています。


北欧の情報が少ないこともあって、
このイメージが日本では先行しすぎているようにも思えます。
悪い方向に行かなければ問題ありませんけどね。