Strawberry Swing

ベリー


デンマークでは今年に入り日光不足と低温が続いたことでイチゴの収穫が遅れ、
国内の需要を満たす為に輸入品でその穴を埋めています。
春に雨の天候が続いたことでイチゴの生育が不十分で、
今年は例年に比べ2週間納期が遅れているとのことです。


イチゴは成熟が始まるまでは多くの雨を必要とします。
「ベリー類をより大きくするには雨が必要なので、
最近の雨は歓迎しています」と農家は語ります。
雨によってばらつきが出たことで14種類のイチゴが長期間味わえるかもしれません。


しかし今の季節、北欧の短い夏の訪れを祝うためにイチゴを求める人は多く、
彼らはスペインやエジプトからの輸入品で代替することになります。
また晴れに恵まれなかった春の天候は、
例年より新じゃがの収穫を2週間、他の野菜を1週間収穫を遅らせているようです。



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ベリーベリー


イチゴ、その赤く輝く果実はスウェーデンでも特別な存在です。
美味しいイチゴだけが家庭のテーブルに並べられるように、
Jordbruksverket(農業庁)はスーパーや路上店などあらゆる販売元への検査を実施しています。


イチゴに正しくラベルが貼られているのか、
黴の生えたものや腐ったものが一緒に陳列されていないか、検査員が調査しています。
またイチゴがどこのものであるかも厳しく検査しています。
例えばベルギー産をスウェーデン産と偽って販売されていないかどうかを、
科学的な調査を経て判断することもあります。


そのスウェーデンでも長く涼しいかったこの春の天候がイチゴの出荷が遅らせています。
夏至の前日までにイチゴがほしい人は、
目覚ましを早く設定して市場まで急いでいかないとすぐに売り切れることでしょう」
と国内のイチゴの生育状況を確認した園芸関係者は語っています。


夏至には出遅れたイチゴですが夏の後半には多く供給されることになりそうです。
ただ需要不足で国内のイチゴの価格は上がっているようで、
それもあわせて野外で開かれる祝賀の席には影響が出そうです。


クリスマスになると大量に陳列されるイチゴ・・・