DUCA

以前はひたすら煎餅だけでした。


Nestlé Nutritionがアイスランドを除く北欧各国に子どものおやつに関する調査を行いました。
デンマークの就学前児童と低学年の子どもは、
他の北欧諸国に比べて糖分を摂取する機会が多いことがわかりました。
北欧ではおやつとして果物を与える国が大半ですが、
デンマークの親の36%がケーキやビスケットを、
23%がアイスクリームや飴を軽食として提供していると答えています。
これらの事からデンマークの4〜14歳の子どものうち64%が、
食品局が進める1日あたりの糖分摂取量を20%超えていると考えられます。


DTU Fødevareinstituttet(国家食品研究所)の職員はこの結果に驚いていません。
「Hygge。伝統的に私たちは心地よく過ごすために砂糖を多用したおやつを食べてきました。
そのことが子どもに不健康な軽食を提供することに影響している」と言います。
彼女は親がスナックを提供する理由のひとつに広告やパッケージが関係していると言います。
「スーパーの棚に陳列されているお菓子を見てみましょう。
そのとき、外装にニンジンやトマトが描かれている商品を手に取ることで親は、
ヘルシーな軽食を与えているという満足感が得られます」


栄養士は子どもの健康習慣におけるおやつの重要性を説きます。
「おやつは食事のように、1日の必要な栄養素20%をそこから摂取しています。
スナックを止めるだけでなく、代わりに必要な栄養素を持ったおやつを与える必要があります」
Fødevarestyrelsen(食品管理局)の職員は、
デンマークの親は子どもにとって何が健康な食べ物なのかは良く知っているけれど、
それに基づいた行動が出来ていないと指摘します。
「食品管理局は健康的なおやつを推奨しています。
ただ最終的に決定するのはスーパーで買い物をする親なのです」


アイスクリームが美味しい季節です。
___________________________________
熱戦の後に残るのは脂肪?


南アフリカでの世界最大のスポーツイベントであるワールドカップが開催されましたが、
期間中にピッチ上の広告の関連食品を食べた人も多かったことでしょう。
それはケーキかあるいはハンバーガー、ホットドッグかもしれません。
「売り上げは我々が期待していた以上です」
と3月からワールドカップ関連のグミを発売した菓子企業の広報担当者は答えました。
ビールやハンバーガーで関連商品を出した企業もありますが、
彼らもまた売り上げは好調だということです。


こうした報告とは別にある大学の教授は、
主要なスポーツイベントは不健康な食品の広告市場になっていると指摘します。
「あのような大舞台を観戦するデンマーク人は、
ビールやホットドック等の不健康な食物が観戦の際に最適だと思っている。
高度な調理や高価な食事は制限が増えるためにテレビ観戦に適していません」
「サッカーの場合、生活の中で2時間制限されることになります。
その間に不健康な食事を摂り続けることが、健康を損なうきっかけにも成りえます」


ale!あれ?アレ!?