Au Café du Canal

なんとも言えない表情しています。 newsinenglish.no


Norsk institutt for naturforskning(NINA,ノルウェー自然科学研究機構)の報告によると、
ノルウェーに生息するPuffin(パフィン・ツノメドリ)の数が30年前と比較して
3分の1にまで減少していることがわかりました。
そしてここ4年間は卵のふ化が確認できていないこともわかっています。


「ツノメドリの減少について調査を続けています」とNINAの主席研究員は言います。
1981年以降ノルウェー北部の島Røstで生息調査を続けている彼は、
視認した鳥の総数が年々減少していることを明かしました。
Røstには1978年当時150万組のツノメドリがいたとされていますが、
現在ではその数は41万組と大きく減少しています。
ノルウェー全体では170万組が生息しているとされ、
これは世界に生息するツノメドリの3割を占めています。


「Røstはツノメドリ最大の繁殖地であり、ここで劇的な何かが起きているのでしょう。
ノルウェーに生息する25%の雛鳥はここで成長するので、これは鳥全体の問題だとも言えます」
彼は栄養分の乏しい小魚が周囲で発見されていることから厳しい食糧事情が関係しているとして、
アイスランドフェロー諸島の鳥も同様に苦労していると見ています。


今どこにでもある危機。
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減るものあれば増えるものあり。 hs.fi


フィンランドのTurku大学の調査によると、
Turku西部に生息するスズメバチの数が昨年の9倍だということがわかりました。
今年の春から夏にかけて暑い日が続いたことが影響していると見られています。


これはAurajoki川に仕掛けを用意して蜂の数を調査したものです。
「温暖な気候が続いたことで蜂の餌が豊富にあります」
と同大学の生物学教授は言います。
しかし彼は蜂の発生率が特別多いわけではないことも指摘します。
「2008年の夏も同様に多くの蜂がいました」


スズメバチに次いで多く観察されたのはVespula germanica(セイヨウクロスズメバチ)です。
外来種であるこの蜂は2005年Turkuで初めて繁殖している様子が確認されたもので、
今のところフィンランド南部にのみ生息しています。


国境を越えるのは人だけではありません。