君はTVっ子

残念ながら私は実行しています。 24.dk


YouGov Zaperaがデンマーク人1003人を対象にテレビと食事に関する調査をしたところ、
デンマーク人の25%が毎日テレビを見ながらの食事をしていて、
1週間に3〜5日以上それを実行する人は17%いるようです。
食事中は見ないと答えた人は14%でした。


栄養士はこの国の殆どの人が何の疑問も持たずにそれを実行していると指摘して、
彼らは常に情報を気にする一方で、食事をおざなりにしていると言います。
「家族揃って食事をするということはそれぞれの絆を深める機会でもあります。
例えば親が子供にその日起きたことを尋ねることや、
食事に関する知識やマナーを教えることは重要な意味を持ちますが、
彼らの関心がテレビに向かうことでそれらが途絶えるのは残念です」


DTU Fødevareinstituttet(国家食品研究所)が行った研究では、
家庭内で各自がテレビを持つことが食事中の視聴と関係していると報告しています。
そして若者層の半数近くがこのような習慣を持っていることも判明しています。
「若い人達はテレビを見ながらの食事というものが習慣付いています。
ですから習慣を変えるためには、こどもの居る家庭でテレビを消す必要があります」
と研究所の職員は言います。


テレビを視聴しながらの食事は健康にも良くありません。
栄養士はこうした食事では口の中に存在する食べ物を正しく認識できず、
味が解らなかったりよく噛むことが出来なかったりして消化に良くないと言います。
「テレビを見ながら食事をすることは食に関する意識を低下させるもので、
満腹状態にあってもそれに気づかずに食事を続けてしまうこともあるでしょう。
それが不健康な食事であるならなおさら身体によくありません。
だから私は食事の最中にはテレビを消すことを提案します」


食の復興