走れ正直者

お土産は慎重に選びましょう。


Svensk Handelの調査によると、昨年スウェーデンを訪れた観光客の消費額は、
スウェーデン人が外国で消費した金額よりも多かったということです。
昨年外国からの観光客は936億SEK(1112億円)を国内で消費していて、
観光の輸出額はスウェーデンの鉄鋼や自家用車等の合計額よりも高いという結果です。


長引く不況によって国際的に昨年の外国旅行者数は低調と見られていましたが、
スウェーデンでは1日以上滞在した人の数は前年から3%上昇しています。
「隣国の北欧やドイツ、ポーランドから訪れた人が多かった」
とSvensk Handel最高経営責任者補佐は述べています。
スウェーデンにはガラスの王国であるGlasriketや家具の王国Möbelriket、
生地の王国Tygriketといったものが存在します。
お土産が花瓶やDala horsだけではないのです」


それでもH&Mに行ってしまうのでしょうね。きっと。
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私はやはりご飯が食べたくなりました。


スウェーデンに暮らす外国人は、
スモークサーモンやシナモンパン、ミートボールに飽きることはないでしょう。
しかしながらBlood pudding(黒ソーセージ)やニシンのフライにケチャップパスタ、
Kalles kaviar(チューブ入り魚卵)などにはとても苦労しているようです。
これはMataffärenがスウェーデンの食べ物についての調査したことで判明しました。


回答者の20%が最も嫌いな料理としてBlood puddingを挙げていて、
次に多いニシンのフライは18%の人がそう答えています。
反対に最も好きな料理に選ばれたのがスモークサーモンで12.7%、
次いでシナモンパンとザリガニが8.5%となっています。


外国人はスウェーデンのごちそうに満足しているものの、
その一方では故郷の味が恋しくもあるようです。
その多くはスウェーデンでは簡単に入手ができないもの、
例えばHellmann's Mayonnaiseから発売されているフレンチ・イエローマスタードは、
英語圏や中米の方には馴染み深いものだけに、手に入らないことを残念に思うようです。
他にもグレービーソース、Ćevapčići(バルカン地方の肉団子)、hagelsag(オランダのチョコ)、
telemea(ルーマニアチーズ)、karnıyarık(トルコの肉詰め)等も挙げられています。


それ以上に、箸を使って料理を食べたくなりました。
なんとなくフォークとナイフは慣れません。
走れ正直者 / 西城秀樹 1991年